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萩原大輔編著『佐々成政』を刊行します
2023年8月の新刊、萩原大輔編著『佐々成政』(シリーズ・織豊大名の研究11)が刷り上がって参りました。
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/692/
本書の目次・収録論文は下記の通りです。
【目次】
総論 織豊大名佐々成政をめぐる諸論点 萩原大輔
第1部 信長政権下の佐々成政
Ⅰ 小丸城と佐々成政 小泉義博
Ⅱ 越前における近世瓦生産の開始について――越前市小丸城跡出土瓦の検討 久保智康
Ⅲ 富山城の起源 金森久一
Ⅳ 天正中期越中国人の動向 奥田淳爾
第2部 秀吉政権下の佐々成政
Ⅰ 越中に於ける佐々・上杉両氏の抗争 金森久一
Ⅱ 小牧・長久手の戦いと越中――秀吉陣立書と成政の蜂起 高岡 徹
Ⅲ 「前田・佐々戦争」に関する文献史料について 木越隆三
Ⅳ 天正十二・三年における佐々成政の動向について――新紹介の村上義長と某宗句の書状を中心として 佐伯哲也
Ⅴ 「越中国切」をめぐる政治過程――信濃情勢との関わりから 竹井英文
Ⅵ 中近世移行期の国衆一揆と領主検地――肥後国衆一揆を素材として 大山智美
第3部 佐々成政のさらさら越え
Ⅰ 佐々成政の「ザラザラ越え」考 米原 寬
Ⅱ 佐々成政の浜松行き道筋試案――有沢永貞『雑録追加』所収文書を手がかりに 鈴木景二
Ⅲ 佐々成政のザラ越えと旧信濃国人・村上義長の動向――鈴木景二氏らの試案によせて、および安房峠追補 服部英雄
Ⅳ 佐々成政の浜松往復前後の政治過程――村上義長関係文書から 鈴木景二
付録1 佐々成政の居所と行動 萩原大輔
付録2 佐々成政発給文書目録稿 萩原大輔
本書の主役である佐々成政は、織田信長の馬廻りから越中国主へと出世し、羽柴秀吉からは肥後国主に抜擢されるも、国衆一揆の勃発を招いた罪を問われて切腹を命じられ、非業の死を遂げたことで知られています。
ただし、その実像はあまり知られていないため、成政の城郭や政治動向、さらさら越えなどに関する重要論考14本のほか、総論・発給文書目録などから成政の実像を明らかにすることを目的に編集されました。
余談ですが、私の中では『花の慶次ー雲のかなたに―』で描かれた成政が強烈な印象として残っています。はたして実際の成政はどのような人物だったのか?本書を通して多くの方に伝われば幸甚です。
全国の書店、ネット書店、弊社HPから購入が可能ですので、ご注文お待ちしております!!
文責:丸山