クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった2 (角川スニーカー文庫)
【君のおかげで眼を伏せてた問題にようやく向き合えるよ】
友だち以上恋人未満の関係だった真樹と海は聖夜に合同パーティーに参加する事で、抱え続けた問題に終止符を打つ物語。
時は12月。
待ちに待ったクリスマスに、真樹は今までの思い出で良い記憶はなかった。
本来は笑いあえる聖夜は、家族が離散した事で。
彼の心に大きな影を落としていた。
そんな自分が向き合うべきトラウマに、海の慈愛に満ちた愛情を受けようやく向きあう。
己が抱える様々な障壁を共に支え合う事で乗り越え。
独りきりだった自分の問題を理解してくれる人が出来た。
嫌な記憶は残念ながら消し去る事は出来ない。
幼少期に親につけられた傷なら尚更だ。
しかし、消えない忌むべき記憶もこれからの楽しくて素敵な思い出で上書きする事が出来る。
それを、これから海と共に紡いで行くのだ。
いつまでも過去にとらわれ、下を向いてばかりじゃいけない。