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お盆は暑くて当然なんだけど

今年も地獄の釜が開く時が来た……。

お盆です。
地獄の釜ともなればそりゃー半端なくグツグツやってることだろう。その蓋が開いちゃうから夏はこんなに暑いんじゃないの?
地獄の獄卒さんにはもうちょっと火加減をちゃんと見てほしいものだ。

夏休みも真っ盛りで駅や建物内に人が多い。
多分太陽の下では命の危険を感じるから皆建物の中に避難しているのだろう。確かにヤベェ。
外に出たが最後、地面から立ち上る熱気にすべての意欲が根こそぎ削がれてしまう。あそこに行こうと思ってたのに、あれを買おうと思っていたのに、なんて思いも全部ぶっ飛ぶ。
夏は息が続かないのだ。

甲子園では球児たちが相次いで不調をきたしていると聞く。当然だろう。難しいけれどなんらかの対策、開催方法の変更を考えなければ今後は難しいのではないか。
全国民が注視しているだけに深刻な事態には陥っていないのだろうが、いつ何時どのような事故が起きるかわからない。起こってからでは遅い。
自分だって白球を追う高校生を応援しているけれど、事故の起きぬよう尽力するのが応援者たる大人の務めではなかろうか。


怪盗グルーのミニオン超変身

映画は断然字幕派だが、こればかりは笑福亭鶴瓶さんの吹替を推す。
悪党でいけずなのに間が抜けていて、根っこのところが善人で可愛げのある愛すべき「しょーもない奴」
第一作から観ているが、そろそろ打ち止めかな、という気もした。

相変わらずはちゃめちゃで愉快で、登場人物たちは皆可愛い。生まれたばかりのグルーJr.も満を辞して、という感じ。
でもちょっと弱い。
というのも『ミニオンズ』(2013)の印象が強すぎた。

それまではあくまでも主役は怪盗グルーだった。
のだが、あまりに人気が出たためか彼の子分たるミニオンたちを主役とした映画が作られ、それがめっちゃ可愛くて面白かった。
つまり主役が喰われてしまったのである。

『ミニオンズ』以降も、それまでと大きな構造は変わらない。
愛すべき小悪党・グルーとその仲間たち。そして対立する海千山千のワルたち。
今回もそれは同じなのだが、ミニオンたちはグルーと離れ独自の超変身を遂げる(人工的に)。ファンタスティック・フォーみたい。
凄まじい力を手に入れたものの、そこはやっぱりミニオンズで、むしろ歩く災害と化してしまう始末。役立たずの烙印を押され、はや引退か。
一方のグルー一家にはとんでもない危機が迫っていて……。

はよ助けに来んかい!!!

えっぇー、これ超変身する意味、あったか?
物語の中で全然関係なくない? 
超変身を遂げたゆえのなにか、超変身してなければ解決しなかったなにか、がないじゃん??
ストーリーの流れがワンパターンなのは良いんだよ、というかそれを求めているんだよ。でも今回ならではの要素がなくっちゃ意味がない。そんなら前作を繰り返し観ますよ……。

てなわけで肝心のタイトル部分に関しては、盛大な肩透かしを食らった気分。
終わりにはこれまでの悪党たちが勢揃いしてのハッピーエンドなのもまた、シリーズ終了を予感させる。総集編のようだ。
終わりなら終わりでしょうがないか、という自分である。
ミニオンズかわいい。


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