映画感想文【コンフィデンシャル 国際共助捜査】
2022年 韓国製作。
出演:ヒョンビン、ユ・ヘジン、イム・ユナ、ダニエル・ヘニー
ちょうどいい時間に上映していたので、予告編も面白そうだったし、となんとなく観てきたのだが予想以上に面白かった。予想していなかったから、とも言える。
2017年製作映画の続編であることも、感想を書くに至って初めて知った。前作未視聴でも問題はなかったのでご安心を。
冒頭、容疑者の護送中にいきなりド派手な爆発で護送車一回転。
韓国映画はアクションにも強いこだわりがあるらしく、日本のそれとは一味違う格闘シーンや銃撃戦が終始すごい迫力であった。
一番注力されているキャラクターはヒョンビン演じる北からの特殊捜査員リム・チョルリョンなのだろうが、韓国の刑事カン・ジンテとFBI捜査官ジャックも日陰になることなく、三人それぞれ満遍なく活躍の場が設けられており、非常に優れた脚本であると思う。
特に若い二人、チョルリョンとジャックは互いの立場上衝突しがちだが、ジンテの緩衝材っぷりがとても良かった。顔面偏差値が高すぎる二人に挟まれて三枚目の役柄だが、ただのおとぼけに留まらず渋い働きをする。彼がいなければ面白さは半減するだろう。
まぁそもそもチョルリョンとジンテのバディ映画の続編だから当たり前なのだが。
ストーリーも最後に最大の展開と危機と戦闘、そして解決があっててんこ盛りで満足。伏線も回収されたし。ちょっと長くて最後は尿意との戦いであったことは内緒である。
韓国ならではの北朝鮮との緊張と陰謀の社会派エンタメだが、合間に差し込むユーモアで思わず笑ってしまう。悔しい……ッ
ヒロイン役・ジンテの義妹ミニョン(イム・ユナ)は美しくスタイルも良い魅力的な女性だが、しかしこうした韓国アクション映画の主張の強すぎるヒロインはどうも苦手なんだよなぁ…(苦
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