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納まってなかった……

仕事も映画館も一応納めたからには、今日は徹底的に家の掃除をしようではないか!
ピカピカで新年を迎えるのだ!!

と前日は固く決意して就寝したのだが、起きたのが朝というよりも昼に近い時間だとわかった瞬間、決意は光の速さで萎えてしまった。
あーあ。

かろうじていつも通りの洗濯と多少念入りな風呂掃除はしたが、やろうと思っていたことの4分の1もできなかった。
イヤしなかった。

結局またぐだぐだと映画など観て更に自棄のやん八で呑んでしまっ……。
明日! 明日やるからァ!!


『イングロリアス・バスターズ』(2009年)
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ワルツ

<あらすじ>
第二次世界大戦下、ナチス・ドイツに占領されたパリ。
ゲシュタポに家族を殺されながら一人生き延びたユダヤ人のショシャナは身を偽り映画館を経営していた。偶然のめぐり合わせから、映画館でナチス高官たちを招く上映祭が行われることに。復讐の牙を研ぐショシャナだが、その裏ではアメリカの恐るべきゲリラ部隊・バスターズの作戦も……

『レザボア・ドッグス』に続くタランティーノ監督作品。
凄惨なシーンばかりなのに、どこかコミカルな音楽。
『レザボア〜』よりもたくさんの予算が下りたのだろう、細かいところまで丁寧に作り込んでいる印象。特に隠蔽やスパイを見つけようと腹の探り合いシーンはまどろっこしいほどにジリジリ進み、緊張感がすごい。”ユダヤ・ハンター”の異名を持つナチス高官ハンス(クリストフ・ワルツ)の厭らしさが秀逸。

が、結末にはオイオイというツッコミが出てしまった。ファンタジーじゃん! 歴史上の「もしも」を語るなら最初から宣言ありきではなかろうか。悪い意味で意表を突いているとでも言おうか。
騙して騙されてのやり取りは面白かったのだが、欲を言えばもうちょっとバスターズを率いるアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)にバチバチなとんでもない活躍をしてほしかった。
しばらくタランティーノ作品はいいかな。


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