ファゴット奏者の体
こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生と音楽を楽しんでいきましょう♫
さて、今回はファゴット奏者の体の話。
ファゴットという偏った姿勢で重い楽器を持つ人たちは体に不調が出てくることは珍しくありません。
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昨年ぎっくり背中に
去年春頃、朝出かけようと楽器ケースを持った瞬間背中の左半分がつるような感覚になりました。
普通に筋肉がつったと思ったのですが、これがしばらく伸ばしたりしても一向に痛みが引かない。出かけなければいけないのにどうしようと思ったのですが、なんとか一定の姿勢を保てば痛みがないことに気づいてなるべく痛くならないように出かけました。
幸い、楽器を吹く時は痛くないので助かりました。ですが、楽器を持ち上げる時や片付ける時などに激痛が走ります。これはなんだろうと思って調べてみるとぎっくり背中という症状だと知りました。
ファゴット吹きは楽器を吹いている時の負荷で体を痛めることが多いですが、実は楽器ケースも重く、簡単に8キロ以上になってしまいます。この楽器ケースを持ち上げる時も要注意なんですね。
その日以来、楽器ケースに色々詰め込んで一つにまとめるのではなく、楽器ケース以外に鞄を一つ持って行動するようになりました。
ジムと整体で健康になってきた
もともとジムに行って筋トレをそれなりにやってましたが、それからはストレッチも重視するようになりました。年相応の対処が必要ですねw
今まではつけたいところの筋トレをやるって感じだったんですが、トレーナーにも相談して、姿勢も良くなるようにバランスよく筋トレすることを意識するようになりました。今までは胸を鍛えたかったらそこだけやってたんですが、背筋の筋トレもしたりしてバランス取ったり。
そして何よりストレッチ。特に裏腿が硬い私は意識して伸ばしています。それが姿勢や腰痛の改善につながっています。
また、整体も行くようになりました。それでだいぶ体も柔らかくなって可動域が増えてきました。
ファゴットは左右非対称
ファゴットだけではないですが、左右非対称の姿勢を続けることの多い楽器は特に体の左右差が蓄積されていきます。それによって体に負担がかかってきます。
骨盤の位置や肩甲骨の位置が独特になってきて、楽器が吹きやすい体になっても不健康になったら元も子もないです。
なので最近は楽器吹く時以外はなるべく体をほぐして良い状態にするように気をつけています。
しかし、楽器を吹く時の感覚を変えてしまうと不都合が生じます。そこは変えないようにするのですが、日頃の姿勢の方が実は楽器を吹いている時よりも多いわけで、ここでなんとか正常に戻そうとしています。
幸い、それからというもの腰痛がなくなりました。疲れてくると腰痛が出てきたのですが、全く腰痛がなくなりました。腰痛が少し出てきたらストレッチなどをよりしっかりやることでカバーもできています。
ぎっくり背中も嫌ですがぎっくり腰も嫌ですからね。このまま無縁の人生を送りたいものです。
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肩甲骨の位置
私は日常から肩が上がってしまうことが多かったのです。だから肩こりもあるし、楽器を吹く時もマイナスです。
今までは肩の力を抜くと言うことを楽器を吹く時に意識して直そうとしていたのですが、肩甲骨の位置を意識すれば良いんだなと気づきました。
肩甲骨を下げるイメージで姿勢をとると自然と肩も力が抜けるし、胸にも緊張感がなくなります。肩甲骨剥がしってよく聞きますけど、肩甲骨ってめちゃめちゃ大事。この肩甲骨の位置を意識することで筋トレのフォームも良くなったし、楽器も楽に姿勢を取れるようになりました。
最近は音大卒の整体師という肩書きで活動されている方もいて、音楽家の体も理解して改善してくれる人がいます。楽器奏者で体の不調を感じる人はぜひ専門家を頼ってみてくださいね。体が健康になれば精神も健康になりやすいし、楽器も演奏しやすくなります。
今回は最近の私の体事情でした。
プロもアマも健康に楽器を演奏していきましょー!
蛯澤亮でした。