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ベートーベン 交響曲第一番 管楽八重奏版初演!!
こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫
さて、今月は私の企画するコンサートが詰まっています!
明日10/10(水)は毎月第二水曜日に開催している定期公演ハルモニームジークです!!
今回はこのために編曲してもらったベト1を初演します!!
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編曲ものを演奏するのがそもそもハルモニームジーク?
日本はなんだか不思議なくらいオリジナル志向があるのですが、編曲ものだってクオリティが高ければ全然やっていいじゃないですか。
トリオでもトトロとかやってますけど、先日のくつろぎ音Lineでも「この版のトトロの音源を入手したい」と言われるほど好評です。残念ながら師匠のアレンジで録音の許可は得てないので保存される形での録音は出せないのですがとても素晴らしい編曲です。
ハルモニームジークはそもそも、ウィーンで流行したオペラや楽曲を地方に届ける役割もありました。なので当企画でもやっているオペラの編曲者ヴェントやトリーベンセーは18世紀当時の人です。
つまり、ハルモニームジークはモーツァルトやベートーベン に代表されるオリジナル曲もありますが、オペラや流行曲を演奏するのも大事な役割だったわけです。
今回の編曲の魅力
今回は八重奏の編曲は初めてという岡田和也さんの編曲ですが、絶妙に良いです。「え、ここをこの楽器でやらせるの?」っていう驚きもあり、独自色がありますが、それもまた面白い。少なくとも18世紀当時のオペラ編曲より全然楽器の使い方がうまいですw
ホルンの小谷君は「絶妙にできる範囲で書かれてるんですよねぇ」と感心しています。こういう編曲ものはどうしてもそれぞれの楽器に負担がかかります。弦楽器や他の楽器のパートを受け持つことになるわけですから、バイオリンが何気なく引くところも木管楽器でやれば難しかったりするわけです。しかも、ハルムジはフルートがいないのが基本。こういうとき一番頼りになる存在がいないのです。オーボエ、クラリネットの負担はもちろん、ファゴットやホルンまで様々なことを要求されます。
ファゴットも「あれ、なんでこれファゴットにしたんだろ?」って謎な部分はありますが、技術的に不可能なところは全くありません。
ですので、メロディはとにかくオーボエやクラリネットという編曲ではなく、ファゴットやホルンにも散りばめられています。また、それぞれ二本ずついますから、その二本もそれぞれ掛け合いがあったり、二番パートであってもしっかりと目立つ部分があります。このバランスははじめての八重奏編曲とは思えない素晴らしさです。
ハイドンとフンメルはベートーベンと親しかった
ハイドンは言わずと知れた大作曲家。ベートーベン がハイドンのもとで勉強したのも有名です。その時に一緒に学んだのがフンメル。フンメルはベートーベン の8歳下でとても優秀でベートーベン よりも輝かしい経歴の持ち主です。
フンメルはモーツァルトにも住み込みで師事しており、優秀でありながら環境にも恵まれた人でベートーベン とは対照的です。そんなフンメルの作品は明るく、堂々としており、それでいてとても楽しげで古典派に活躍した優秀な作曲家の輝きを見せてくれます。ぜひお楽しみください。
ベートーベンと親交のあった二人のオリジナル曲を交えたプログラム。ぜひこの時代の一つのコミュニティとしてお楽しみください。
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皆様のお越しをお待ちしております!
それではまた。日々楽しみましょう!
蛯澤亮でした。
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