衣斐 隆 / Takashi EBI

横浜市在住のプロフォトグラファー。「Railscapes」と題して鉄道の四季折々の表情…

衣斐 隆 / Takashi EBI

横浜市在住のプロフォトグラファー。「Railscapes」と題して鉄道の四季折々の表情や人々との関わり合いをテーマに撮影。 NPO法人北海道を発信する写真家ネットワーク「THE NORTH FINDER」メンバー。日本旅行写真家協会正会員。

最近の記事

2023年振り返り

「2023年総括 -My Impression Photography-」と題して、各月一枚ずつチョイスして振り返ってみたいと思います。 【1月】 奥羽本線板谷駅と大沢駅が冬期間営業休止。冬季閉鎖となると駅の中に入れなくなるので年明け早々現地へ。雪から線路を守るスノーシェルターに覆われた駅は板谷峠らしい光景。 【2月】 気温がグッと冷える季節。朝日に照らされた別寒辺湿原を列車は愚直に進む。本来花咲線はキハ54が稼働しているがこの日は代走でキハ40が運用に就いた。

    • 2023年撮り納め

      コロナ禍も一段落して日常が戻ってきたと言っても過言でない2023年。仕事も通常に戻ってきて多忙な日々でした。そして気がついたら明日で2023年が終わってしまうようなので、年内最後の乗り撮りは江ノ電散策(明日天気が悪そうなので本日前倒し)。しかしながら年の瀬ですが江ノ電は今日もオーバーツーリズムのごとく激しい混雑…(-_-;) 古豪305編成は鎌倉方に連結されていたので、午後の時間帯に順光になるところは限られるので折り返し電車石上駅で撮って乗って、そして湘南海岸公園駅で降りて

      • 根室本線最後の落葉松風景

        来春廃止となる根室本線富良野~新得は落葉松が点在して、晩秋になると山々が黄色く染まります。紅葉の後に色づく落葉松の最後の風景を狙いました。 今ごろ沿線は雪が舞っていて根雪になる日も近いでしょう。その雪が溶ける頃にはもう列車は走っていません。

        • 根室本線最後の紅葉風景

          今年の秋もありがたいことに去年同様コロナ禍以来の繁忙期を迎え、10月はほとんど仕事に邁進しておりました。その中で少ない空き日程で渡道計画を立て、四日間の北海道撮影を挙行してきました。 最後の紅葉となる根室本線廃止予定区間 滝川駅から根室駅を結ぶ根室本線。そのうち富良野駅と新得駅の間が台風被害による長期運休を余儀なくされていましたが、復旧の願い空しく2024年3月末で廃止となってしまいます。最後となる紅葉のシーンを追いました。 旭川と十勝、釧路を結ぶ都市間輸送の路線がいと

          写真展「Passage,」開催のお知らせ

          本日より二週間にわたり、友人カメラマンの桶田太一氏と「旅」をテーマにしたコラボ写真展を東京・高円寺の「ギャルリー・ジュイエ」にて開催いたします。 ~~~以下、公式リリース文~~~ 「― PHOTO EXHIBITION ― Takashi EBI × Taichi OKEDA 『Passage,』」 北海道に魅せられたカメラマンと沖縄の離島に心奪われたカメラマンが旅路の途中で出会い実現したコラボ写真展。 向かう先は別なれど、生きるということを旅先で学び、たくさんの希望

          写真展「Passage,」開催のお知らせ

          北海道&東日本パスの汽車旅

          そういえば、「北海道&東日本パスの汽車旅」の道内での旅の報告をしておりませんでしたね。まあ約一週間近く滞在しておりましたが、ほとんど晴れ間を見ることなく終わりました(笑)。 今さら感はありますが、北海道を旅した記録を少しばかりご紹介します。 7/12函館→長万部→小樽→札幌 7/13札幌→旭川→北見→網走→釧路 7/14釧路→根室→釧路→帯広 7/15帯広→新得→富良野→滝川→旭川→美瑛→富良野→旭川→士別 7/16士別→名寄→稚内 7/17稚内→名寄→旭川→石狩

          北海道&東日本パスの汽車旅

          北海道&東日本パスの汽車旅(序章)

          5月、6月の繁忙期を何とかこなし、7月になるとエアポケットのように仕事の無い期間がうまく出来たので、これぞとばかりに「北海道&東日本パス」の汽車旅に出ることにしました。 福島駅まで東北新幹線で出て、そこから本格的に「北海道&東日本パス」の開始。奥羽本線経由で青森まで行き、新青森駅から北海道新幹線で津軽海峡を渡って北海道に上陸しました。

          北海道&東日本パスの汽車旅(序章)

          小田急ロマンスカー

          気がついたら4月以来の投稿。さすがに繁忙期の5月、6月はなかなか投稿する機会がありませんでした。 かと言って、暇になった訳ではありませんが、フォトブログ(http://railscapes.fc2.net/)同様更新を再開していければな、と。 ここ数日箱根や西湘エリアの仕事が多かったせいか、急に思い立って小田急ロマンスカーに乗りたくなってしまい、今日の仕事は雨天中止になったこともあって藤沢駅へ。新宿行きEXE「えのしま」に乗り込んで新宿へ。この列車は相模大野駅で小田原方面か

          小田急ロマンスカー

          根岸線全通50周年!(続編)

          先日の4/9に根岸線全通50周年を迎え、その沿線の様子を公開しましたが、その後延伸区間以外の写真をお見せいたします。開業記念日から三日間かけて撮り下ろしました。 ※全通記念日の洋光台~大船間の延伸区間は下記リンクよりご覧ください。 一般の人にはこのエリアも「京浜東北線」という路線名が浸透しているようですが、れっきとした独立路線である「根岸線」という路線名をまずは沿線の横浜市民にもっと広く認知してもらいたいと願っています。

          根岸線全通50周年!(続編)

          根岸線全通50周年!

          本日は我が地元根岸線の全通記念日。洋光台駅から大船駅まで延伸開業したのが1973年4月9日。そう、実は本日ついに全通50周年を迎えることになりました!残念ながら大がかりな式典もないし記念ヘッドマークもありませんが、地元駅ではささやかに張り出されていました。今日はせっかく地元にいるので久しぶりに根岸線を撮り歩いてみました。 今回は洋光台駅から大船駅までの延伸区間をアップしました。また根岸線全体の最新作は近日アップする予定です。 ※10年ほど前に『Railway Graphi

          根岸線全通50周年!

          ダイヤ改正前の最後の悪あがき撮影ツアー

          明日3月18日は全国でダイヤ改正が行われます。相鉄・東急線直通となる新横浜線の開業など華々しい路線開業もある中、長年地域輸送に徹してきた車両の世代交代による引退もあります。特に今回は思い入れのある車両の引退が多く、撮影や乗車など何度も関わってはいるけど、やはりいてもたってもいられなくなり、仕事の合間に予定を組んでそれぞれ現地へ「悪あがき撮影ツアー」と勝手に命名して行ってきてしまいました(笑)。 キハ183系(JR北海道) キハ85系(JR東海) 103系(JR西日本)

          ダイヤ改正前の最後の悪あがき撮影ツアー

          消える車両たち

          毎年三月に行われるJR線を中心とした全国のダイヤ改正。新たに誕生する路線もあれば、消える車両もあり、締め切り直前のような大忙しを毎年懲りずに展開しています。特に今年は私にとってお気に入りの車両が相次いで置き換え、引退となり心中穏やかでない日々を過ごしています。 キハ183系(JR北海道) 私にとって学生時代から馴染み深いJR北海道の特急車両、キハ183系。振り子特急キハ281系、キハ283系の活躍の影で黙々と走り続けました。函館系統「特急北斗」、石勝・根室系統「特急おおぞ

          消える車両たち

          冬の板谷峠

          私にとって鉄道写真の原点の地、板谷峠。山形新幹線開業前の4駅連続スイッチバック時代の終焉ギリギリに通うことができ、思い出多き場所。しかしながら秘境駅の赤岩駅が廃止となり、そしてこの冬(2023年1月10日より)から板谷駅、大沢駅が冬季閉鎖となり全列車通過扱いになると年末に発表。居ても立ってもいられず、現地に赴いた。 長年板谷峠に通っていながら、そういえば撮ったことがないな、と思ったのが、スノーシェルターからの山形新幹線。たまたま駅に向かって歩いていたら構内踏切が鳴って慌てて

          2023年撮り初め

          2023年撮り初め。 例年は北海道へ行ってますが、今年は元旦は江ノ島電鉄、二日は大井川鐵道、そして三日は小湊鐵道と近場で。

          2023年スタート

          新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 画像は去年の新春早々に撮影した東海道新幹線「ドクターイエロー」。 今年も皆さんにとって素晴らしい一年になりますように!

          留萌本線の旅

          来年3月末で部分廃止が決まっている留萌本線。混み出す前に深川駅から留萌駅まで1往復乗ってみました。主立った駅の様子をご覧ください。 朝の留萌行きは私含めたお名残乗車の汽車旅人10名ほどだけ。途中駅で乗る人も降りる人も地元の人は皆無でした。折り返しとなる旭川行きにはさすがに留萌駅から深川、旭川方面へ向かう地元の人が「割と多く」乗車。石狩沼田駅からも5名ほど乗り込んできました。裏を返せばザッと見たカウントで終えられるほどの乗車人数。悲しいけどこれが留萌本線の現実。 沿線もこれ