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22歳大学生「お別れの日」

残念ながら、今日でお別れです。

テレビ、棚、チャリ、イス

なんだ、そんなことかとは言わないでほしい。私の生活を支えてくれたモノの数々なのだから、みんなで2列に並んでアーチを作ろう。

まあ、冗談はさておき、この世のあらゆる場面で出会いがあれば別れもある。引越しに伴っていくつかのものとおさらばする。お別れの時だ。

最近になってようやく「こんまりメソッド」でおなじみの近藤麻理恵さんのベストセラー「人生がときめく片付けの魔法」を聞いた。その中で、手放すときには心を込めて手放すようにと指導しているのが印象的だったからこの記事を書くことにした。

拝啓、テレビ様

今、何かと話題のFunaiのテレビさん、様々なコンテンツを映し出してくれました。昨年はほぼMLBを流すだけの機械と化し、限られたごくわずかのテレビ番組をTverでしか見なくなったのでお役御免です。

大学に入学して、新たな土地に引っ越しコロナ渦という不安定な環境下でも「この辺りではこんな放送がされているんだ」と一瞬でも心安らぐ瞬間を作ってくれました。

新居では一旦テレビを買わず、もし必要だと感じたら次のテレビにお世話になります。次の持ち主のためにまたいろいろなものを映し出してください。

敬具

拝啓、自転車様

自動車を持っていない私の足になってくれました。非常に軽くて、高校まで使っていた自転車には戻れないほど便利なものでした。たまにタイヤの空気が少ないのに無理やり運転させてすみませんでした。

きっと次の持ち主も喜んで乗ってくれるはずです。お元気で。

敬具

私たちは入学式や卒業式など人との出会いや別れには繊細な一方、モノとの出会いや別れはあっさりしがちである。オンラインでパパっと買って、いらなくなったらゴミ箱にポイっと捨てるのが当たり前になった。最近はメルカリなどで買い取ってもらう人も増えただろうか。

モノにも魂が宿っている、本気でそう思う。粗末に扱うとちゃんと罰が当たる。靴をそろえる、部屋をきれいにする(永遠の課題)、あるべき場所に置く。こうした何気ない行為がモノを愛し、モノに愛された快適な空間を作るのだと思う。

まもなく引っ越しだ。大学時代にお世話になった部屋ともお別れの時だ。大学生活を支えてくれたモノの数々と空間に感謝を込めて出ていきたい。

そして社会人になってから住む新居も決まった。これもまた楽しみだ。モノがそんなに要らないとわかったから本当に必要なものはいいクオリティにしたいと思っている。もしサイズが合うならドラム式の洗濯機にして、干す時間を省略する。ロボット掃除機を使う。昇降式の机にする。

新たなモノとの出会いを楽しみに、お世話になったモノにさよならを。

では。

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