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22歳大学生「森岡毅さん」
今日はどうしても見たかった森岡毅さんのインタビューを見た。公開されたのを知ってからまとまって時間ができるようにと調整していた。
普段は何かをしながら動画を見聞きすることが多いのだが、こればかりは何もせずにパソコンの画面をじっと見ていた。
コンテンツ感想文としてこの記事を書く。SNSのアカウントを持っていない森岡さんだが、どうにかこの想いを届けたい。ぜひ拡散して欲しい。
森岡さんといえば、USJをはじめとしたテーマパークなどをV字回復させたマーケター。今年7月には沖縄で「ジャングリア」の開業も控えている。
ロールモデル、救世主、目標
内容について言及する前に少し森岡さんについて語らせてほしい。
初めて森岡さんの存在を知ったのは「苦しかった時の話をしようか」という本、そしてこちらのインタビュー映像を見たことで一気に心を掴まれた。
抜群の言語化力、そしてそこに宿る魂、この人のように伝えたいと思う。
そしてアイデア力、いつの間にか心の奥底を刺激されるコンテンツ作成は理想の姿だ。
ガッツも凄まじい。上記の本でも言及されているが、名マーケターを続々と輩出した名門P&Gでは国内外でまさに血の滲むような努力を重ねた。言葉が熱を帯びているのは森岡さんの生き方そのものが乗り移っているからであろう。
この本やインタビューを何度も見返した、ある時は救われ、ある時はこの人になりたいと思い、今はこの人の意志を引き継ぎ超えたいと思う。まだ会ったことがないが、必ず会う。そして「あなたが人生の師匠だ」と伝えたい。
とにかく、好きなのだ。
本題に入ろう。
人生を賭けた戦い
森岡さんのインタビューを通じて印象的だったのは、「ジャングリア」が森岡さんの人生を賭けた集大成のような作品だということだ。52歳という年齢を見ればまだ早いような気もするが、言葉の端々からその覚悟を感じた。
「僕が倒れても、一緒にやっているメンバーが引き継いでくれる」「このプロジェクトをきっかけに広がってほしい」、自分が何たるかを命を賭けて証明する戦いに感じるのだ。
USJ、西武園ゆうえんちのように再生させるわけではなく、自ら立ち上げお客様を作るから、開業前から多くの注目を集めているから、もちろんそうんんだが、それをも凌駕する強い想いを感じる。
目力、選ぶ言葉、熱量、間、画面越しの雰囲気から垣間見える生き様がそれを感じさせるのだろう。
日本らしく、日本を再び強く
森岡さんはとにかく日本らしさを大切にされている。先人たちが築き上げた世界でも人気のコンテンツ、日本人ならではの真面目さ・誠実さ・粘り強さ、これを最大限評価しながら現代の課題にはズバッと苦言を呈している。
成長停滞の要因、SNS依存、こうしたものには耳を塞ぎたくなるような指摘もあるが、日本を愛しているのが伝わってくる。
私は「日本脱出計画」のきっかけにも書いたように、日本に何かを還元したいその起点になるのは現状への怒りや不満で愛から生まれたものではない。
どちらがいい悪いではないかもしれないが、やはり愛が起点になると描ける未来が明るい。弱点を克服するのではなく、強い部分を最大限強くするために何ができるかを考えるようになる。
私は日本はいいところと口では言っていたが、心の底でそれを信じることができていなかった。怒りも立派なエネルギーだが、最後に愛は勝つ。弱みを隠す生き方、成長のさせ方を目指すのではなく強みをとことん伸ばす。林先生とのインタビューでも言及されていた「弱みは強みになり得ない」はここに繋がってくるということかと納得がいった。
このインタビューも何度も見聞きする、血となり、肉となるまで取り入れ続ける。夏の開業に合わせて沖縄にも行く。森岡さんの人生を賭けた作品を全身で味わいに行く。
ファンとして応援し、1人の人間として尊敬し、これからは1人のビジネスマンとして超える。
では。