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22歳大学生、「意識高い系」と言う人・言われる人の話
こんにちは
「意識高い系」と聞いて、皆さんはどんなことを思いますか?
私自身は言われたことはないものの、会話の中で「あの人、意識高い系だよね」と聞いたことは幾度となくあります。もしかすると、私も私の知らないところで「意識高い系」と言われているかもしれません。
今回は「意識高い系」と言う人、言われる人というテーマで話していきます。
「意識高い系」と言う人
そもそも意識高い系とは何でしょうか。周囲の人に聞くわけにもいかないので、AIに聞いてみました。Google Gemini さんの回答です。
A.「意識高い系」とは、言っていることや行動は素晴らしいのに、周囲から「表面的で中身が伴っていない」と感じさせてしまう人のことを指すネットスラングです。「意識高い系」と呼ばれる人の特徴には、次のようなものがあります。
小難しいビジネス用語を多用する
仲間の自慢話をする
ビジネスセミナーや自己啓発本に影響されやすい
上から目線になりがちである
自分の努力や知識を過剰にアピールする
SNSで自己アピールする
なるほど、ざっくり言うと「表面的で中身が伴っていないこと」か、なかなかきついこと言ってるんだというのが感想です。
では、なぜ人々は「意識高い系」という言葉を使うのでしょうか。
「意識が高い」とは、本来ポジティブな意味を持つ言葉で、社会問題への関心、自己啓発、スキルアップ、あるいは充実した生き方への取り組みなどを称賛する意味があると思います。
しかし、その「高い意識」を強調する人の中には、実践や行動よりも自己演出や自己顕示が目立つケースがあります。よく言われるのは「スタバでMacbookを開いていろいろしている」「横文字使いがち」などでしょうか。
そうした行為を揶揄・批判する目的で、「意識高い」ではなく「意識高い系」と表現することで、皮肉を言っていると推測します。
また、この「系」という言葉1つをかませることで「ああ、ああいうちょっと鼻につくことをする人っているよね」と、共通のイメージを他者と共有することができます。
実際、ネットスラングということで明確な定義づけが無いあたりどんな人がそれにあたるかはその人の考え方になるようですが、いいイメージでは使っていないようです。
ここからは個人的な意見を書きます。
私は他人に対して意識高い系と言わないようにしています。たしかに知識や経験をひけらかす人もいますが、決して自分に危害を加えているわけではないので別にこちらからネガティブな評価をする必要が無いと思うからです。
むしろ、何かを知っている人・経験をしている人を自分はポジティブな評価をしています。自分の知らないことを知っている人は面白いので。
成功者も「意識高い系」だったかもしれません。
テスラを誰もが知る企業に押し上げたイーロン・マスクも、まだまだ挑戦を続ける本田圭佑さん(まだ選手か?)も、客観的に見たらちょっと変わっているでしょう。
誰が激戦の自動車業界に勝負を仕掛けてブレイクスルーを起こそうとしますか?誰があんなに高い目標を求め、またサッカーだけでなくビジネスにも注力しますか?「意識高い系」と言われてもおかしくありません。
こちらの記事の内容とも少しかぶりますが、他人を安易に悪く言うのはやめた方がいいです。あなたが他人を悪くいったところで、その人の評価は下がりません、むしろ下がるのはあなたの評価です。
「意識高い系」と言われる人
言われる人、あなたは誰かにとって嫉妬されるだけの対象になっています。実際にどんな成果を残しているかは別として、一定の評価を集めているということです。
「意識高い系」と呼ばれることがあっても、あなた自身の理想や向上心は、決して否定されるべきものではありません。
世の中には、同じ目標を持ちつつ静かに努力を重ねる人もいれば、積極的に情報発信して周囲を巻き込みたい人もいます。私は後者のような人に惹かれます。あなたを中心に熱狂の渦が巻き起こる、そんな存在になりましょう。
たとえ揶揄的な言い回しで見られたとしても、それはしばしば“理想と現実の差”を斜に構えて眺める一種の文脈表現です。その評価が必ずしもあなたの本質を否定するものとは限りません。
もし周囲から「意識高い系」と言われて困惑するのであれば、自分が目指していること、そのために行動していることが本当に自分らしい選択なのか、今一度確かめてみてください。外から貼られたレッテルに左右されるのではなく、あなた自身が選んだ価値観や生き方に自信を持ち続けることが何より大切です。
そして、もし周囲の理解を得たいなら、自己表現の仕方を少し工夫してみることもできます。意識高い系と言う人の主張にも筋が通ったものはあります。
小難しいビジネス用語を多用する:頭のいいひとは難しい言葉を知っていながら、聞き手に合わせて伝わりやすい言葉を使うことができます。例えば、生物の研究の成果をゴリゴリの文系の人に話すのと、その生物の専門家に話すのとでは説明も変わってくるでしょう。ビジネス用語を万人が理解できているとは限りません。上手く相手に合わせる必要があります。
言葉遣いやアプローチをほんの少し変えるだけで、あなたの挑戦や志向が誤解されず、素直に伝わりやすくなることもあります。「意識の高さ」は本来、あなたを成長させるものです。
おそらく言う人は「系」という言葉に逃げて意識の高さを認めたくないのでしょう。そうかいそうかい、とおおらかに構えてください。
挑戦を始めやすく、続けやすい世界、お互いを素直に認めあえる世界になることを望みます。その一端となれるよう、「意識高い系」はこれからも使わないようにします。
では。