22歳大学生、「DIE WITH ZERO」を読んだ話
こんにちは
私は読書が好きで寝る前と起きてすぐ、そして隙間時間に読んでいます。学びが多く、心に刺さることもあるのでそうした心の動きをアウトプットしてみようと思います。いわば読書感想文です。
今回はこちら、「DIE WITH ZERO」です。
訳すと「ゼロで○ね」とのこと。ちょっと怖いタイトルですが、世界中でベストセラーな1冊。もともと非常に気になっていたのですが、ようやく読むことができました。
印象的なフレーズを以下に書いていきます。
死は人を目覚めさせる。死が近づいて初めて、私たちは我に返る。先が長くないと知り、ようやく考え始めるのだ。 自分は今までいったい何をしていたのだろう? これ以上、先延ばしをせずに、今すぐ、本当にやりたいこと、大切なことをすべきだ
金を無駄にするのを恐れて機会を逃がすのはナンセンスだ。 金を浪費することより、人生を無駄にしてしまうことのほうが、はるかに大きな問題
時間は金よりもはるかに希少で有限だ。
喜びを先延ばししすぎた後悔は、人生の終わりに一度だけ味わうわけではない。それは長い人生のなかで、何度も繰り返し頭に浮かんでくるものだ。
高齢になると、金を使う機会は自ずと減っていく。だから、 老後のために過度に貯蓄するのではなく、金をもっと早い段階で有効に活用することを計画すべき
あなたがどれくらいリスクを取ろうが、どんな大胆な行動に出ようが、一般的にそれは 人生の早い段階が良い ということだ。繰り返しになるが、若い頃のほうが失敗のダメージは少なく、成功して得られるメリットは大きくなる。
体力や気力が落ち始めるまで、人生を充実させる経験をするのを待つ理由などないはずだ。死ぬまでに使い切ることのない金を貯めることばかりに労力を注ぐのではなく、今すぐ人生を最大限に楽しもう。一生の思い出になるようなことをしよう。
その他にも気になる点はありましたが、特に印象に残ったところを引っ張ってみました。
ここ最近、「投資」をキーワードに生活をしています。旅行をすることも自分が見たことも聞いたこともない世界を見て、知見を広げるための投資。本を読むことは多様な価値観を持つことへの投資。新幹線に乗ることは移動時間を短縮し、余った時間をさらなる投資へ使うための投資。
*もちろん無駄使いはしません。明らかにマイナスになりそうな株を買わないように。
この本ではそんな私の考えを後押しし、少し先までレールを敷いてくれるような表現を多数見つけました。体力も財産も0になって死ぬこと、そのためには死を意識すること、単なるお金の使い方だけではなく、死生観までも説いてくるような本でした。
特に素晴らしいと思ったのはリスクについての話。
・リスクを取らないとリターンは得ることができない。なんで同じことをお金でも考えられないの?
・お金を失うリスクと経験する機会を失うリスク、ちゃんと評価できてる?後者のこと、軽く見てない?
といったことが度々述べられていました。
どんな行動をとるにもリスクをつきもの、というか生きている以上死ぬリスクがあります。仕事をしているときや普段の生活でリスクとリターンを考える人は多いのに、大切な自分のお金や時間に対してはそこまで考えていない人も多いのではないでしょうか。私も少し前はそうでした。
それでも、学生生活のタイムリミットが迫ってきた私は「学生生活の死」を感じた(極端な言い方)こともあり、お金よりも自由な時間、機会を失うことの方が惜しいと考えるようになりました。だから余計な判断に使う時間を減らすための断捨離もするし、行きたいと思った国には予算を計算せずに行くし、会いたいと思った人に会いに行っています。
出費がないわけではありません。カードの明細を見て「あちゃ~、結構使ったな💦」となることも多々あります。ただ、それ以上に「まあ、いい経験だったし、楽しかったからいいか!」となります。
*お金を使うことを軽視しているわけではありません。しかるべき使い方をしたのならばいいと思っています。
今年はここまで韓国・アメリカ・シンガポールと旅行をしてきて、どれも印象に残る素晴らしい旅になりました。卒業まで数か月、この本を読んでまた旅行に行きたいと思いました。次はヨーロッパ、学生最後の旅行になるでしょう。何か国も巡ることができる利点を生かして、様々な文化を体験したいと思います。
これも出費はすごいことになるでしょう。アメリカへの旅行を上回るものになるかもしれません。ただ、この本を読んだ私にそんな心配はご無用。出費というリスクを取って、生涯忘れない経験というリターンを取りに行きます。
貯めるよりも投資、いくら持っているかより何を経験したか、そんな気持ちでこれから生きていこうと思います。みなさんもぜひ1度、この本を読んでみてください。そして今後も読書感想文シリーズやっていきますので、ぜひご覧ください。
では。