初夢✨七福神
このお話は騙り部活動に参加しています！
いつもは本文の最後にコッソリ書くこと ↑ なのですが、今日は冒頭で宣言しました。
カタリベの皆さん、すみません。
今日は「騙り」(創作)ではなくて「語り」(実際の出来事)です。
「語り」ではありますが、ちょっとだけ脚色してモノクロ写真をカラー写真にしたような仕上がりになると思います。
どうぞ読んでください。
初夢✨七福神
年が明けて旧正月の頃でした。
とても鮮明な夢を見たのです。
何やら心愉しく、目が覚めてもお屠蘇のほろ酔い気分のようでした。
わたしはクルマに揺られていました。
ひとりではありません。
８人乗りのワンボックスカーに７人で、仲間と一緒に乗っていました。
けっこうぎゅうぎゅうです。笑
全員が、note部活動「騙り部」と称して創作に励んでいるカタリベ仲間達でした。それが７人揃ってワンボックスカーに乗り込んで、何処へ出掛けるというのでしょう。
車窓の外では ありきたりな街の景色が流れています。ちょっとしゃれた描写などしてみたいのですが、何しろ夢ですから。明るい昼間の時間帯だという位しか分かりませんです。
最後尾の３列目シートには、女性陣が３名座って何やらアツく語り合っています。いち番奥がsayuriさん。
おっと、申し遅れました！
sayuriさんは、昨年12月の「ネコをかぶった部員のご紹介」の投稿後に、新たに入部してくれた７人目のカタリベです。
塩辛い発言で場を引き締めてくれるsayuriさんの横には、痛快なミッチェル節で人の道を説くミッチェルおばちゃん。この２人が、騙り部会長しずくさんの脳天気ぶりをやんやと引き合いながら気炎万丈するのを、その横で笑いながら時々鋭いツッコミ入れてるのが、生え抜き部員の東風さんです。
ボケをかます人は見当たりません！汗
３列目シートは、クルマが走る振動で揺れているのか、はたまたこの３人の笑い声で揺れているのか、定かではない程の賑やかさでありました。
わたしはと言うと、２列目シートの運転席うしろ。
いわゆるVIP席ですね。笑
そこに座っておりまして、隣にはゆーしんけんさんがおられます。
なにやら気掛かりな様子でいるのでお伺いすると、「どうも自分の笑いのツボが変と言われるのです」と深刻そうなのです。
そんなことは無いと思いましたが、何か深い理由があるのかも知れないので黙っていました。汗
「ゆーしんけんさんの笑いのツボは、いたって正常ですよ！！」
うしろからミッチェルおばちゃんの声がとんで来ました。
ああよかった。
「ミッチェルさんにそう言っていただけると、安心です！」
ゆーしんけんさんは気をよくして、横に置いてあったギターケースを引き寄せます。
「一曲やらせてください！ チューニングするからすこし待って‥‥」
どこからか音叉まで取り出して、ギターの弦をいじり始めました。
ポカポカと暖かい車内でした。
暖房が効いていたのか、みんなの熱気で温まってたのか。
わかりませんが、肌に触れる空気全体が暖かくて包み込まれるようでした。
このワンボックスカーの運転席に座るのは、月のしずくさん。
ハンドルを握ってシッカリ前を見ながらも、うしろの騒ぎは耳アンテナですべてキャッチ。その証拠に、ミラーに映る目が笑っています。
助手席には揚げもんさんが座って「このクルマのカーナビ、性能悪いやん」とか言いながら、ご自分のスマホでルートの再検索をしています。
まじめにナビゲーションをしているかのようですが、１列目シートのこの２人は、さっきまでポテチの正しい食べ方をめぐって論争していたのです。
チップスターの他にライムとカマボコどっちがいいだの、塩気が目にしみるだの、およそ理解不能なことを言っては爆笑していました。
誰かが言いました。
「みんなを笑かして笑顔にできれば、我々カタリベは七福神だね！」
７人のカタリベの誰もが、お正月気分の名残りに浮かれていました。
それでも道中はちゃんと進んで、クルマはどんどん走り続けます。
そこではたと‥‥
何故かはわかりませんが、わかってしまったのです。
これは夢なのだと。
気付いたからといって、道中に何らの変化もありません。
けれどもわたしは、夢の中で願いました。
こんな楽しい夢はずっと醒めないで…
どこまでもどこまでも旅を続けていたい…
何処へ向かっているのかもわからないクルマは愉快に走り続け、やがてわたしは目を醒ましました。
旧正月の頃でしたから、初夢といってもいいでしょう。
吉兆をはらんで、新しい年が帆を掲げたような喜びを感じたものです。
これを忘れては勿体ないと思い、すぐにnoteの下書きにしました。
‥‥１ヶ月も寝かせてしまいましたが、それを今日投稿します。
いろいろな想いが巡り苦しんだ果てに
手離し難い宝物として大切にするために…🌸🍃
