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軽トラvs軽ワゴン ガチンコ勝負:山ちゃん続きが書けました~
こんにちは。
近ごろ、人さまのコメント欄で産気づいてしばしば記事を出産するという、ちょっと端メーワクな日々樹です。
(どうでもええ)
あっ、これは実際にあったお話ですよ~~笑
いつも紛らわしいですよね、事前申告しておきます!
◇◇◇
今となっては、過ぎた年の話となりました
いつものように、買い物がてらの散歩道のことです
年末とはいえ、のどかな田舎町
農道を歩くと、道端にホトケノザがふさふさと
花まで咲かせていました
うしろの方から、
車が接近してくるエンジン音が聞こえます
せまい農道なので、わたしは道端によけました
いっしょに歩いてた夫も、脇の畑に踏み込んで
軽トラに道をゆずります
歩行者優先とばかりに
車にはけっして道をゆずらない人も結構いるもんです
それはそれで
交通法規上はいいのでしょうが
そういう歩行者のせいで
車の流れがとても悪くなります
ドライバーとして痛感するので
わたしたちは、よき歩行者を心がけるのです
ちょっと自慢げでしたね、笑
話がそれました
道をゆずられた軽トラは
目の前を通過して
運転していたおじさんは無表情でした
無表情なのは、別にかまわないのですけど
あわやその先で急停止です
「どうかしたのかしら?」
よくみると
そのずっと先の方に
こちらへ向かって対向車が1台
「まずいね、すれ違い出来ないよ」
向こうの車もピタリと停車しました
軽トラの存在を認識していますね
かなりの距離をはさんだまま
両者にらみ合いとなりました
抜き差しならない状況だと
2台の車のドライバー達は気付いたようです
細くてクネクネ曲がった農道で
どっちが下がっても厄介なことです
岡目八目(?)で判定すると
向こうから来た軽ワゴン車が
100メートルくらいバックして道をゆずるのが
合理的なように見えました
軽トラおじさんが引き下がったとしても
すれ違いポイントは
はるか後方です
10メートルくらい離れたままで
にらみ合っている車たちでしたが
どっちも1歩も引きません
「どうなるのかな」
つい目が離せなくなって
気が付くと1分2分‥‥
どっちの車もピタッと止まって動きません
ドライバーさんの顔色が気になります
近寄ってのぞき込んでみようかな
いえまさか、
出来ませんよ、そんなこと!
軽トラおじさんも
いまは後頭部が見えてるだけです
軽ワゴン車の運転席はというと
遠くてよく見えません
おっと、
いきなり動きがありました
向こうの軽ワゴン車が
軽トラに向かって接近です
ゆっくりですが
グイグイ攻めて来ます
あれよあれよと見ている間に
両車の間隔は1メートルくらいに
(あっ、ぶつかっちゃう!)
そこでピタリと止まりました
近くまで来たので
ドライバーさんの顔が見えました
かなり高齢のかたのようで、男性です
ここからが
軽トラvs軽ワゴン車の
ガチンコ勝負のはじまりです
すでに3分経過していました
ドライバーさん達には、
お互いの顔がフロントガラス越しに
見えていることでしょう
(最高に気まずいんですけど)
接近戦になってから
また動きが止まりました
これは不気味なにらみ合いです
血気盛んな若者だったら
クラクションを鳴らしまくったり
空吹かしして威嚇することでしょう
いまどきオートマで空吹かしも、
めんどくさいですか?
バッシングが一切無く
あまりに静かで
なにやら殺気のようなものが
漂ってきました
わたしの勘違いならいいのですが
そこに軽トラの方で動きがありました
窓を開けて、おじさんが右手を出し
大きく手を動かしています
「あっちいってくれ」
みたいなジェスチャーでしょうか
反応は全くありません
至近距離でにらみ合ったままです
軽ワゴン車のおじいさんは
窓をかたく閉めたままで
さらに1分が経過しようとしていました
「おかしな事件にでもなるといけないから、
仲裁しにいこうか」
「いや、警察呼んだほうがいいんじゃない?」
一触即発とはこの事でしょう
1歩も引かない双方に
野良猫のにらみ合いを連想しちゃいました
いけない
笑ってられる状況ではありません
さらに1分が経過しました
ただならぬ殺気がピークを越えて
何かが起こりそうな悪い予感がつのります
その時です
軽トラおじさんが動きました
そろそろとバックを始めたのです
細い農道をゆるゆると
とても理不尽な光景に見えました
だって、相手の軽ワゴン車が
すこしさがれば、すれ違えるのです
すこしと言っても100メートルですが
(田舎道です)
軽トラおじさんは注意深くバックして
そろりそろりと車をさげていきます
幅寄せできる場所もありませんから
はるか後方まで戻って行かねばなりません
同じドライバーとして
釈然としませんでしたし
こんな対応はとても真似できないと
これが神対応というのでしょうか?
さっきは無表情で
わたしたちの横を走り抜けた軽トラおじさん
ギャップがなんとも不可解でした
ことの成り行きが見えてきたので
わたしたちは、この辺で
立ち去ってもよかったのでしょう
けれど、最後まで見届けずにはいられません
理由はただひとつ
これから何かが起こるような気がしたからです
軽ワゴン車のおじいさんは
ハンドルを握ったまま動きません
間合いを詰めすぎてもいけないとか
考えてたのでしょうか
そうですそうです、
そこでおとなしく待っててね
見ているだけでハラハラで
こういうのは苦手です
それなのに、
突如
軽ワゴン車のおじいさんが
発進しました!
勢いよく前進して行きます
軽トラとの距離は50メートルほどか
「まだ早い!」
声に出そうになりました
あっという間に
軽トラに迫った軽ワゴン車は
ボンネットが触れ合わんほどに接近し
ビターーッとドン付けです
なんといやらしい
2台はアツアツのお見合い状態になりました
わたしが言うまでもありませんが
お見合いなんて甘い雰囲気は
一切ないです
せめて3メートルくらいは
離れて待っててほしい
それでも軽トラおじさんは
ひたすらバックを続けました
軽ワゴン車のおじいさんは
50メートルごとに
間合いを詰めてドン付けするのを
ひたすら繰り返しました
ちょっとおじいさん
ボケちゃったんですか?
免許返納した方がいいですよ
(ボケてないなら悪魔のようなお人)
あたりは広い畑ばかりで
どこまでもどこまでも見通せるのでした
こんな非情なプッシュをかけられたら
人はどんな反応をするんでしょう
自分だったらどうするか?
考えましたが
ここには書きません
もう、何メートルバックしたかわかりません
軽トラおじさんは自分の車を
路肩の畑へ、半身乗り入れました
どうやら、
そこですれ違うということでしょうか
そこへ、待ってましたとばかりに
なんなら、 おせーぞ、どけどけ!とばかりに
軽ワゴン車がスタートダッシュ
そして減速するどころか
加速するいきおいで
軽トラの横を走り抜けたのです
挨拶代わりのクラクションも
鳴らしませんでした
「あのじじい‥‥」
頭の中を、
あらゆる罵詈雑言が駆け抜けました
ともかく、
何か悪いことが起こるような危機は
去ったのです
時間にして5分~6分でしたが
とても長く感じました
わたしたちも
やっとその場を立ち去り
元の道を歩き出したのです
‥‥にしても、
軽トラのおじさんは
辛抱強くて紳士でクールだった…
何者じゃろ?
ギャップ萌え~~
(ないない)
◇◇◇
軽トラvs軽ワゴン車のガチンコ勝負。
よもやよもや、最後まで怪我や物損も無く済んでよかったというお話です。
2025年も安全運転とゆずり合いのマナーで、気持ちよく走りましょうね!
(いったん終了)
【付録】 2025/01/08追記
人さまのコメント欄で産気づいて、本記事を出産したと、冒頭に書きました。
たいへん端メーワクなもので恐縮していたわたしなんですが、なんとこの記事のコメント欄で産気づいて、また他の記事を出産したかたが出てしまいました。
ゆーしんけんさんその人です。
産まれた赤ちゃんを、わたしが養子にいただいたので、ここに付録として掲載してご紹介したいと思います。
「コピペしてもいいですか?」 と聞いたら、ゆーしんけんさんは「コピペでもパピコでもどのようにでも!」と、おっしゃいました。汗
赤ちゃんの名前は「虎之馬子」です。
👶💕
奇しくも私が昨年経験した嫌な虎馬が蘇りました。
我が家の前の道路(町道?)は途中が狭くて車が二台すれ違えません。
昨年の秋頃だったかなぁ。
私が自宅に戻ろうと町道に入ったところ、前方から白い乗用車がやって来て鉢合わせ。
どう見ても相手が下がるのが合理的(ここ日々樹さんの感覚と似てる)です。
日々樹さんが遭遇したケースと違うのは、相手は素直に下がったところ。
よしよしと私もマイカーを進めてすれ違ったまではよかった。
軽くクラクションを鳴らしてお礼の合図を送るつもりが、小さくしか鳴らず。
片手を挙げてお礼したのですが、フロントガラスの反射で見えにくかったのでしょう。
その車の男性が大声で怒鳴るのが分りました。
私も器の小ささでは負けません(自慢すな!)
カチンときてマイカーを方向転換させると、ウインドウを開けて言ってやりました。
言ってやりましたよ!
「なんですか!?」
すると男性(私より年配で70歳ぐらいだった)は車から降りて
「譲ってやったんだから、礼ぐらいせんか」
「しましたよ!クラクションを小さく鳴らしたし、手を挙げて挨拶しました!気がつかなかっただけでしょうが!」
男性は鬼のような形相をしつつも、引き下がって車に乗り込み走り去って行ったのです。
私はというとなんか腹が立って、1か月くらいその男性の怒鳴り声が頭から消えませんでした。これを虎馬というのかはわかりませんが、嫌な思い出です。
(おしまい)
※これってコメントのクオリティーでしょうか?
🌺🌿サムネ画像は91052様にお借りしました
🍃これって「騙り部」(カタリベ)でいいのかなぁ?
自信がないけど参加します~~🍃