仕事中の会話は ” 雑談9割、仕事1割 ” でいい
どうも、エビフライです。
突然ですが、皆さんは仕事中に雑談していますか?
わたしは周りのメンバーさんとこれでもかというくらい雑談ばかりしています。正直、雑談するために仕事に行っていると言っても過言ではありません(笑)
でも決してサボっている訳ではありません。仕事はすこぶる捗っていますし、周りのメンバーさんのモチベーションも高いです。そして何より、皆が安心して働いています。
本日は、なぜわたしが仕事中、意識的に雑談をするように心がけているのかについてお話しさせていただければと思います。
「仕事さえきっちりやってくれればそれでいい」 は思考停止
たまにこんな台詞を聞くことありませんか?
同僚や部下との関係性が十分に築けておらず、何かを頼みづらかったり、仕事に関する必要最低限の会話しかできていない。指示を出したのに最低限のことしかやってくれない。(ちっとも気を利かせてくれない)
もしくは、自分との関係はまあまあでも、部下や同僚などメンバーさん同士の関係性がよろしくない。(場合によっては険悪なムード。)みんながもくもくと仕事をしているけど、なんだかあまり雰囲気がよろしくない。でも、一応仕事は回っているから、まあいいか。
そんな時に出てくるのがこの台詞かなと。。。
よく言えばビジネスライクでスマートな関係とも言えますが、これってみんなの関係性をもっと良くしたい、みんなで協力して今より良い仕事をしたい、そんな現状を打破できていない自分を擁護するために絞り出した台詞。
ようは職場の雰囲気を良く出来る可能性から逃げてしまっている”思考停止”状態に陥っているな〜と感じることがあります。
何をやるかより、誰とやるか
同じ目的のために長い時間を共に過ごしているチームの仲間、たまたま自分の部下として配属され一緒に働くことになったメンバーさんとは、少しでも良い関係を築きたいと思いませんか?
昔読んだニュース記事に、「勤めている会社を退職する原因の8割は”人間関係”」と書いてありました。
念願叶って希望の仕事が出来るようになっても、やはり人間関係が良好でないと、どうしても長続きしないものです。
ということは、長い目で見てよりクリエイティブに、より充実感のある仕事をしたいと考えた場合、優先順位としては”人間関係” → ”仕事内容”となりそうです。
言い方を変えると「”何をやるか”より、まずは”誰とやるか”」ですね。
仕事中は、「 雑談9割、仕事1割 」
そこで提案なのですが、職場において人間関係をより良くするために、今よりもっと”意識的に雑談してみる”のはいかがでしょうか。
社交的な方、内向的な方、たくさん話したい方、とくに話したいことなんて無いよという方などいろんな方がいらっしゃるとは思いますが、雑談に特殊なスキルは必要ありません。(多少の慣れはあるとは思いますが)
雑談とは”とりとめのない話”という意味です。
なので少しでも相手のためになる話をしなきゃ、この会話を通して何かを成し遂げよう、とかそんなこと考える必要ありません。逆なんです、ポイントは”なんの役にも立たない話(当然仕事の役にも立たない)”を積極的にしちゃってください。その方が相手もこちらも気負わなくてすみますしね。
特に話したいことがない方は、聞き役に回ってみましょう。人は自分の話を誰かに聞いてほしい生き物です。相手の話をただ聞くだけでもいいんです。そしてきっと、聞くことに慣れたら、いつか自分の話も相手に聞いて欲しくなりますよ。
そんな雑談ですが、職場の人間関係を向上させる次のような効果があります。
相手が仕事以外で考えている様々な部分を垣間見ることができる(相手に興味が湧く)
仕事以外のことも共有していると、お互いに今より気遣いができるようになる。(例えば、最近お子さんの具合が良くないのであれば、看病で夜はあまり眠れていないのかな?仕事を代わってあげよう。仕事の量や担当を少し変更しようとか)
相手の過去の体験や経験を聞くと、なぜこのような考え方をするのか理解できる。相手の性格や癖に合わせて仕事を任せたり、意思疎通が出来るようになってくる
会話中の表情や声色、話し方のトーンから今日は体調が良いのか悪いのか、モチベーションが高いのか低そうかなどある程度把握することができる
そもそも、誰かと頻繁に話をして、相手のことがわかってくると親近感が湧いてきませんか?きっと相手もあなたに対して同じ感情を抱いてくれるはずです。
あと、9割の雑談の中に1割だけ仕事の話を入れると、とても真剣に聞いてもらえるようになります。(さっきまでくだらない話をしていたのに、急に真面目に仕事の話をすると聞く側の集中力が違います(笑))
仕事の話ばかりだけだと、何が重要な話なのかわからなくなってしまうものなんですよね〜。
心理的安全性を高めるための近道
そして、雑談を通して色々な話題を共有し、お互いの人となりがわかってくると、何より安心して働けるようになります。安心して働けるようになると、パフォーマンスが上がり、いろいろなアイデアが出てきて、コミュニケーションも活性化され、結果的にメンバーさんの定着率も上がってきます。
そうです、雑談は心理的安全性を高めるための近道にもなるのです。
ということで、今回は仕事中の雑談の重要性について、私なりの考えをお話しさせていただきました。
やはり信頼し合える仲間たちと、いい仕事がしたいものですよね。
もしよろしければ、これからは仲間のため、自分のため、今よりもっと雑談してみてはいかがでしょうか。