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ロンドン駐在記043 : カード (デビットカード)

1. デビットカード

 日本でもお馴染みとなっているデビットカードであるが、イギリスでの違いを以下に示す。なお、参考までに、支払い方法の選択肢で”Direct Debit”がよくあるが、銀行口座引落としの意味であった。クレジットカードなどと異なり手間・手数料が掛からない為、引落としを選ぶと料金が割引になる場合がある。

2. クレジットカード

 銀行口座を開設時にクレジットカードも申し込むように銀行員より推奨を受けた。丁重に断ったのだが、届いた銀行のカードにはVISAのマークと16桁のカード番号が表示されていた。同時期にカードを受け取った行動派の社員はさっそく銀行に電話で質問しており、「国内ではデビットカード、海外ではクレジットカードとして使える」と説明を受けたそうである。クレジットカードに関する項目は記入しておらず、腑に落ちないでいると、後日某社員に銀行からに訂正の連絡が入り、デビットカードの機能のみを有しているとの再説明があったそうである。恐らくセキュリティーや発行・管理費コスト削減の一環で提携しているのであろうが、紛らわしい限りであった。

3. キャッシュバック

 スーパーでデビットカードを使用した際に、レジの人から「Do you want a money? 」と聞かれた。冗談か、それとも何かキャンペーンでもあって当たったのか、分からないがついつい「Yes. 」と答えた。すると「How much? 」と聞き返され、それはもらえるだけ欲しいのだがと思いながら、何の事だと聞き返した。レジには多くの人が並んでおり、後ろの人から失笑がおこった。イギリスでのデビットカードにはキャッシュバックというシステムがあり、ATMでなくとも現金を口座からおろせるそうである。欲が張って「As much as possible」と言い、危うく銀行口座の全額をおろしてしまうところだった…。

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