ビジネス出張記079 : アラビア数字
1. 素朴な疑問
サウジ現場駐在の皆さんと、韓国料理店でお食事会を持った。久しぶりのノン・アルコールビールと豚抜きの韓国料理という奇妙な組み合わせの中、「アラビアでは使わないのに、アラビア数字をなぜアラビアと呼ぶか?」の言われてみれば奇妙な質問に、素面話の花が咲いた。
2. 背景
ヨーロッパでは“ローマ数字”「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」を使っていたが、16世紀に当時最先端のアラブから輸入し、マイナーチェンジを経た数字に置き換わった。これが“アラビア数字”と呼ばれる所以である。ただし、元を辿ればこの数字の発祥の地はインドであり、アラブでは“インド数字”と呼ばれる。それが今でもサウジで使われている数字である。なお、最近は、ナンバープレートはインド数字とアラビア数字を上下に併記している(タイトル写真)。
3. インド数字のツボ
最初はとっつき難いが、高々マイナーチェンジなので、ツボを押さえれば直ぐに読める。目から鱗の覚え方を教わったので、以下に示す。6と7は難しいが、6と7だけに注意すれば、ばっちりである。発音は兎も角、街中の表示は理解できるので、お試しあれ。