プライベート旅行記014 : ケアンズ (熱帯雨林)
1. 世界遺産
キュランダは、世界遺産に指定されている熱帯雨林に囲まれた美しい村であり、ケアンズから北西25kmの場所にある。オーストラリア滞在3日目にこのキュランダを訪れた。
2. キュランダ観光鉄道
車で行けば30分程の距離だそうだが、1880年製のクラッシック列車にチンタラ揺られ、1時間以上をかけてキュランダ鉄道駅に行くツアーであった。過酷な環境の中を不屈の精神と汗で作った線路だと前向きな説明資料があったが、明らかに強制労働を強いられており複雑な気持ちになった。ケアンズ駅に現われた待望の列車はレトロなディーゼル列車で、息子は非常に喜んでいたが、何故かテンションがあがって電車に「霊長類なめるな！」と叫んでいた。
3. スカイレール
キュランダ村から、世界遺産の熱帯雨林を横断するロープウェイに乗った。密林の上を通るのだが、最近高所が怖くなってきた私には、心地よいものではなかったし、最初の5分以降は同じ風景で見飽きた景色となってしまった。娘は蝶を探す作業に忙しくしていたが、息子は私と同じ意見だったのかすぐに眠ってしまった。また、このロープウェイに乗って、もう一つの世界遺産のグレートバリアリーフを拝む事ができるはずであったが、運悪く曇っていて見られなかった。キュランダの空は女心のように変わり易く、途中で雨まで降ってきた。今こそまさに「霊長類をなめるな！」と叫ぶ時であったが、肝心な時に息子は熟睡していた。