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チガサキ⊿ライフ017 : 漢字
1. 輸入
日本語で文字が使用される事になったのは、漢字を輸入した5世紀ごろらしい。娘と息子の名前に採用した漢字の意味を、説明するのはもっと先だと思っていたが、予想よりも早くなった。
2. 名前
いつも通り土曜日に娘と息子と3人で駅前に買い物に行った。ケロロ軍曹の筆箱とノートにセットを買う事に成功した子供たちは、喜んで帰宅後にお絵かき大会を開催した。息子がひらがなで“と”が書けると得意げに自慢しながら、ノートいっぱいに繰り返し書いていた(タイトル写真)。「すごいなぁ」と褒めていて、ふと娘の方を見ると、漢字で自分の名前をしっかり書いていた。最近道路の“止まれ”や漢字を読むようになっていたのは知っていたが、難しい名前まで書けるようになっているとは知らなかった。漢字の意味を教えてもまだそこまで理解出来ないようであったが、弟と格の違いを見せ付けたい娘は、褒められて調子に乗り、漢字の一部を緑色に塗りつぶし、カラフルな仕上げにしていた。
3. 先生
教え方が良いから娘がすぐに覚えたのだと自負する妻も、一緒に調子に乗っていた。一番簡単な級らしいが、漢字検定を学生時代に受けた事があるらしい。この漢字の先生と自負する妻が、テレビを見ながら、「この“タンレイ“って面白いの?」と訊いてきた。ふとテレビ画面に目を移すと、ホームレス中学生が売れている漫才師・田村が映っていた…。「これ”キリン“って読むんや。あと、妙にかかってるが、淡麗(タンレイ)は、麒麟(キリン)が売ってる発泡酒や。」真面目な顔で聞いてくる妻に、冷たくツッコミを入れた。