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チガサキ⊿ライフ111 : 七夕 (短冊)
1. 湘南ひらつか七夕まつり
平塚の七夕祭りに参加した。凛々しい顔で挑む娘は、金魚すくい、スーパーボールすくいと次々に屋台に挑戦した。「次はあれをやりたい。」と言って宥めるのに大変な娘とは対照的に、消極的な息子は、妻の買ったカキ氷の残りと、娘が外側の飴だけ食べたりんご飴の食べ残しで満足していた。
2. 殺人事件
そんな息子が一番喜んだのは、通りがかった警察官を見た事だった。お祭りには馴染まない警察官に、祭りの見回りだろうとのん気に言っていたが、現実はそうではなかった。自宅に戻ってから分かったのだが、県警の調べによると、前日の午前4時半ごろに会場周辺の暴力団事務所で射殺事件が起こっていた。
3. 願い
どこでそんなイメージを持ったのか不明だが、警察を見て娘は「私は足が速いから警察になろうかなあ。」とつぶやいていた。短冊にはどんな願いを書いたのか訪ねたが、すでに父親に秘密の多い娘は、なかなか言わなかった。しつこく聞いていると、こっそり「泳げるようになりたい」と教えてくれた。それを横目に見ながら、息子は幼稚園で作った短冊の説明をしてくれた。息子の願いは、“バスの運転手になりたい”だった。「お父さんは何の運転手になりたいの?」と、何故か運転手有りきの質問をされて困った。