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プライベート旅行記057 : 男旅 (Season II)

1. EXILE TRIBE 男旅

 知床の道の駅で、レストランの柱に“男旅”の表示が目についた(タイトル写真)。店員に聞くと、テレビで放送していおり、有名だと言っていた。聞いた事ないのでスマホで調べてみると、EXILE TRIBE 男旅は北海道文化放送(uhb)で放送されている番組だそうである。北海道ローカル番組なら、聞いた事ないわけである。テーマが一致した旅の始まりと終わりを以下に纏めた。

2. はじまりはいつも雨

 朝4時に起床した。男旅の朝は早く、そして雨はつきものである。目が覚めると驚くほど激しい雷雨で、大雨洪水警報が発令されていた。5時にタクシーで家を出る予定だったが、天候からタクシーを呼ぶのに時間がかかりそうなので、15分前倒しの4時45分にタクシー会社に電話した。しかし、返答は想定外の、車が出払っておりいつになるか分からないだった。十数年ずっと使っているタクシーだが、そんな回答は初めてだった。まさかの雷雨の中に駅まで歩くのか!?、もし歩くなら4時50分が家を出るデッドラインだった。もう一度50分にラストチャンスの電話をかけると、駅にタクシーが戻ってきて捕まった。運転手と話すると、前日から予約も可能だそうなので、次回から予約しよう。

3. 着陸拒否

 14時50分の帰国便だった。北海道滞在中は雨は降らなかったが、搭乗時間が近づくと降り出した。離陸には影響なかったたが、羽田空港近くの上空ではなかなか降りずに旋回していた。旋回に気付いて、息子になんかおかしいと話していると、機内の疑問を察したようにアナウンスが流れた。「ただいま機長からの報告によりますと、現在羽田空港は悪天候のため管制塔から着陸許可を待っております。」悪天候には、熱帯低気圧、飛行上重大な悪天、火山噴火の3種類あるが、上から見ると天候は分からない。偶に乱気流に突っ込み、2メートル程落下し、斜め前の女の子が「キャー」と絶叫する一幕もあり不穏な空気が流れる。窓の外を見ると、空の渋滞になっており、近くに同じく旋回する飛行機も見えた。結局、20分以上旋回した末に無事着陸できたが、特に雨が降った形跡は見られず、何が起こっていたのかは不明だった。終始、息子は落ち着いていたが、着陸後に話し始めると、テレビで見た燃料切れで墜落した話をまず思い出したらしい。飛行機の事故率は歩くより低いが、初めての経験で悪いことばかり考えてしまったと自己分析しており、強い男に成長する良い機会となった。

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