デジタル⊿ライフ041 : エンジニア (生産性)
P.F.ドラッカーさんの「ポスト資本主義社会」を読んで、以下に生産性(Productivity)に関わる歴史のポイントを纏めた。
1700年頃 : テクノロジー発明、秘伝的な技能「テクネー(techne)」に、体系的な知識を表す「ロジー(-logy)」をつけた言葉
1760年頃 : 産業革命、機械の導入
1794年 : 世界初の工科大学がフランスに設立、エンジニアなる新しい職種誕生
1880年 : Taylor Shop System確立、ここまでの100年間で労働者の生産性に大きな増大無し(労働人口の9/10が肉体労働)
1911年 : テイラー著の「科学的管理の原理」出版
1990年 : 1880年以降の100年間で労働者の生産性が50倍、爆発的向上(年率 3.5~4%向上)(労働人口の2/10が肉体労働)、効果の50%は生活水準向上(購買力増大)、残りは自由時間増大。
生産革命と言える生産性の爆発的な向上は、機械や設備投資で実現されたのではなく、1880年以降に実施された、知識の仕事への適用が主要因だと結論付けている。
次は、エンジニアの生産性、というよりは創造性を向上する番だと考えながら読んだ。なお、この分析のキーパーソンのテイラーさんは、 "Father of Scientific Management"と呼ばれ、ASMEの25代プレジデント(1906~07)でエンジニアの代表でもあり、同じエンジニアとして親近感を感じた。
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