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チガサキ⊿ライフ002 : 週末

1. 公園

 土曜日の3人でお出かけの一コマ、この日は3つの公園を順番にはしごした。自分の体が予想以上に重すぎて、ウンテイの見本を見せられない父親を尻目に、娘は軽やかにウンテイを繰り返した。滑り台がやっと怖くなくなった息子は、飽きる事無く同じ行動を繰り返していた。子供たちを上手く説得しながら、一つずつ公園を終了し、目的の駅まで歩いて行った。私の早歩きでは10分ちょいしかかからない道だが、2時間近くかけてたどり着いた。甘えた息子は駅前周辺で疲れを訴えて抱っこをしたが、娘は疲れてもいつも通り最後まで歩き通した。

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2. ファミレス

 ハンバーグが食べたいと言う娘の意見を採用し、駅前のガストに入った。お子様ハンバーグランチを娘は選んだのに対し、息子は単品のカレーライスを頼んだ。娘のランチには一口タイプのゼリーが三つ付いていた。食事を済ませた後、おやつのゼリーをどうするのか見ていると、弟にまず一つあげて、少し考えた後、二つ目もあげた。どうして二つもあげるのかと尋ねると「だって、弟はゼリー好きだもん。」と言って、笑顔で残った一つのゼリーを食べていた。本当に優しいお姉さんだと、涙が出そうになった。

3. 本屋

 通勤時間に読む文庫本を買いに、ブックオフに行った。ここに来る事が本日の目的であった。子供たちにとっては面白くない場所であり、お父さんの本を見るのを我慢する代わりに玩具を買ってくれと、兄弟を代表した娘の交渉が始まる。そんな手は通用しないと娘に言っていると、息子は作者名の仕切りを抜いては、違う所に挿して遊んでいた。慌ててそれを注意していると、娘が後ろで「いけないんだ、いけないんだあ…。」と大きな声で歌を歌い出し、本屋では静かにするように今度は娘に注意する。すると退屈になった息子がぐずり出し、抱っこしてあやすと、そのまま眠ってしまった。ゆっくり本を見る時間は無いので、100円均一の棚から5冊程手際よく選び購入した。漸くミッションを完了し、息子を抱っこしながら娘の手を引き、家に帰るのであった。

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