チガサキ⊿ライフ126 : 運動会 (幼稚園)
1. 鼓笛隊
10月の秋晴れの中、息子にとっては最後の幼稚園の運動会が行われた。じゃんけんに勝ったらしく、鼓笛隊では先頭のシンバルを演奏していた。指揮者には目もくれず、体を完全に斜め前の先生の方に向けながらの演奏であったが、大きなシンバルをしっかりと鳴らしていた。
2. 父母の会
最後の運動会にかこつけて、人材派遣会社の社長張りの妻に使われて、父母の会の綱引きには出さされた末に、父母の会代表として終わりの挨拶もさせられた。絶対に変な事は言わないようにと釘をさされ、要望に応えただけなのに、「意外と普通だった。皆に笑わしてねって言われてたのに。」と悲しい日雇い労働者は不当なクレームを受けた。
3. 駄目だし
席に戻ってきた私に、娘は開口一番「しゃべるの、早いし、長い。」と簡潔な感想を言っていた。人指し指を立てながら大きな手振りをつけて、なかなか鋭い指摘である。息子の感想は、風呂の中で聞けた。息子は後ろの方に並んでいたので見えなかったが、ずっと爆笑していたらしい。理由を聞くと、娘と同じように人指し指を立てながら、ゆっくりとした手の振りで説明を始めた。「あのね、白組勝ったとか、紅組も頑張ったとか言ってたじゃん。あんなのいる、挨拶に?」予想以上の核心的なコメントに、苦笑いしてしまった。
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