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サウジアラビア駐在記

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昔、昔、2000年代初頭、サウジアラビアでの駐在に関して、メール整理時に出て来たはじめの2週間とプラスαの記録を公開共有。
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#日記

サウジアラビア駐在記001 : フライト

1.経路 日本からサウジアラビアへの直行便は無い。まずフィリピンのマニラで一泊し、さらにサウジアラビアのダンマンにて一泊した後、砂漠の現場に到着した。まる二日は移動日であり、改めて遠いところに来た事を痛感した。 2.トラブル 成田からマニラまでは、約4時間のフライトである(時差は約1時間)。飛行機には往々にしてあることだが、予定より出発が遅れた。理由は、36番以降の座席に着いているTVのモニターが写らない不具合であった。出発をあまり遅らせる訳にいかないので、ご了承下さいとの

サウジアラビア駐在記012 : ホームシック

1.一週間 やっとメールが使用可能となり、これから毎日メールで妻とコミュニケーションをとることができる。最初のメールを読む限り、それなりに楽しく暮らしてそうだった。出発からまる一週間になったが、時の流れがえらく早く感じた。 2.加藤茶 一緒に働いているフィリピン人の方が、加藤茶にそっくりだった。茶の年齢は46才だが、すでに孫もちだった。人生の半分以上を海外で過ごしているそうで、日系企業で続けて働いていた。サウジアラビア駐在を通算すると、8年ぐらい過ごしているベテランだった。

サウジアラビア駐在記004 : ホテル

1.時間調整 フィリピンのホテルに着いてから晩飯まで時間があったので、周辺のショッピングセンターを徘徊した。2時間くらい歩き回ったが、物価はやはり安かった。日本で5千円で買ったコンバースのスニーカーが、こちらでは3千円ぐらいで買えた。また、歩行者横断用の白線は一応引いてあったが、歩行者用の信号は無かった。ホテルのミルクーポン(食券)があったが、知り合いと夕食を取る約束をしていた。そのまま使わないのももったいないと思い、5時ごろホテルに戻りアイスコーヒーだけ飲むことにした。事情

サウジアラビア駐在記003 : トランジット (フィリピン)

1.入国 フィリピンの入国審査は、審査官がよそ見して、しゃべりながらパスポートにスタンプを押していた。その分、スムーズに入国の手続きが終わり、ホテルへ向かうタクシーを捜した。空港から出ると、熱気がむんむんとしており、まさに”くそ暑い”という表現がぴったりくる感じだった。 2.運転 ホテルが用意してくれたタクシーで、ホテルに向かった。道路にでると車の多さに驚かされた。日本のように綺麗に整列した渋滞でないので、余計に車が多く感じられた。運転マナーの悪さは超一級品で、この国ではウ

サウジアラビア駐在記002 : 機内サービス

1.姉妹 となりの席には、ロス在住のアメリカ人ご婦人姉妹が座っていた。フィリピンには二週間のバカンスだそうで、これから砂漠のまんなかに行く私とはえらい違いで、バカンスとは良い身分だなぁと思いながら会話をした。その姉妹はJALが好きな為、ロスから成田(一泊)その後にマニラの経路をとったそうだ。なぜJALが好きなのか尋ねたが、答えは「I like Japan Air Line.」だけだった。特に理由は気にしていなかったが、その後すぐに判明した。 2.理由 この二人は日本の事をよ