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サウジアラビア駐在記012 : ホームシック

1.一週間

 やっとメールが使用可能となり、これから毎日メールで妻とコミュニケーションをとることができる。最初のメールを読む限り、それなりに楽しく暮らしてそうだった。出発からまる一週間になったが、時の流れがえらく早く感じた。

2.加藤茶

 一緒に働いているフィリピン人の方が、加藤茶にそっくりだった。茶の年齢は46才だが、すでに孫もちだった。人生の半分以上を海外で過ごしているそうで、日系企業で続けて働いていた。サウジアラビア駐在を通算すると、8年ぐらい過ごしているベテランだった。

3.三週間

 砂漠の真ん中では、三週間ぐらいで大抵の人は軽い鬱状態みたいになるらしい。まあそこらへんからが長く感じられるのだろう、まだまだ実感はなかった。一方、茶はもうサウジは十分だと嘆いていた。キャンプに帰って飯食ってすぐに寝るらしく、早いときは8時には寝るらしい。そう語っている茶の横顔を見ると、ドリフターズの全員集合が妙に懐かしくなってしまった。ん、これはホームシックの一種かも?

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