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おうちで作る「栄養ドリンク」!? 簡単ガスパチョの作り方
アンドウさん、先日はお店に来てくださりありがとうございました!
お料理も楽しんでいただけたようで、何よりです。
さて、朝晩はだいぶ涼しくなりましたね。
もうガスパチョって季節でもないかもしれないけれど、私は今日もガスパチョを飲みましたよ。
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ガスパチョって美味しいのはもちろんですが、一杯飲むだけで結構元気になるんですよね。
私は疲れているときにグイッと、栄養ドリンク的に飲むことが多いです。
そんなわけで、アンドウさんにご質問いただいたガスパチョの作り方を簡単にお伝えします。
材料は、トマト、タマネギ、キュウリ、ニンニク、お好みでピーマン。それにパン、塩、オリーブオイル、シェリー酒ビネガー(白ワインビネガーでも可)です。
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キュウリは青臭さを減らすために皮を剥いて、そのほかの食材も含め、全て一口大に切ります。
切ったものをボウルに入れ、塩、オリーブオイル、ビネガーを入れたらよく混ぜてマリネします。
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そのまま一晩寝かせて味を馴染ませたのち、ハンドブレンダーやミキサーで攪拌してください。
攪拌したものは、ザルなどで濾します。このとき、最後の一滴まで取るつもりで、ギュッギュッと押さえつけてください(笑)。
あとは様子を見て、味の調整を。スープを器に注いだのち、オリーブオイルをひと垂らしすると味がまとまるし、そこに少し刻んだ野菜やハーブを添えると一気にお店風の見栄えになりますよ。
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このスープのポイントは、しっかり熟れたトマトを使うこと!
これ、トマトで味がだいぶ左右されるんですよね。
フルーツトマトと酸味のあるトマトを混ぜて、甘味と酸味のバランスを楽しむのもオススメです。
あとは、一見なくてもよさそうな、パンやキュウリ(orピーマン)などを省かないことですかね。
パンを入れることでしっかり乳化されて野菜ジュースじゃなくなるし、わずかな青っぽさやウリっぽさがあるほうが味に奥行きが出るんですよ。
しかしこうやって見てみると、トマトのリコピンや、ビネガーのクエン酸、ニンニク・タマネギのアリシン&ビタミンB1など、とにかく疲労回復にいい食材がいっぱいです。
ガスパチョには、発祥の地である暑〜いスペイン・アンダルシア地方の人々の生活の知恵が詰まっているんですね。
ちなみにこのトマトを使うタイプのほかにも、トマトは使わず、アーモンドや牛乳を使う「白いガスパチョ」なんかも定番なんですよ。
そもそも、ガスパチョの原型って、ニンニク、パン、酢、塩、オリーブオイル、水、くらいしか入っていなかったそうです。
きっと昔は硬くなったパンなんかを使っていたんだろうし、ホント、少ない材料でも、あるものを美味しく食べようとする、昔の人のアイデアですよねー。
アンドウさんは、最近新しい食のトピックスに出会いましたか?
最近興味ある食の分野について、ぜひ聞かせてください!