【中国探索】福建省での沖縄物産の販売戦略考
こんにちは。
中国:福建省に来てあっという間に2週間が過ぎてしまいました。
noteの更新をサボっていたので、これから更新していきたいと思います。
▫︎沖縄にとって福建とは(簡易版)
・琉球時代:中国大陸との貿易の窓口、琉球の貿易拠点(琉球館)
・琉球時代:閩人三十六姓(中国技能集団)の受入れ。庶民への中国文化浸透。
・1992年:沖縄県が「中国大陸3,000キロ踏査行」を実施。福建省〜スタート。
・1994年:福州市に福建沖縄友好会館の建設を着手。(費用沖縄側一部負担)
・1997年:沖縄県福建省友好県省を締結。文化/経済交流を促進。
・2015年:福州ー那覇の直行便も就航したが、3ヶ月程度で運休。
・2019年:コロナ禍において、民間企業から相互にマスクの寄贈あり。
・現在:廈門から沖縄へのクルーズ船寄港がたまにある。
・現在:友好都市、沖縄県の海外事務所設置(福州事務所)
▫︎福建省での沖縄物産の販売現状(概要)
▶︎販売状況は
・酒類(泡盛、リキュール)、黒糖、塩、等の販売形跡あり。
・しかし現状、沖縄物産の販売はごく少量なのが現状。
・沖縄物産取扱の沖縄系貿易会社、数社確認。
▶︎売れない原因の仮説
→中国人がそもそも沖縄を知らない。沖縄の知名度不足。
→価格が高い。輸入品の為、高額になりがち。競争力がない。
→中国人のニーズを捉えていない。(安さ、多さ、味等、、)
→中国人の国産物優先購入の風潮。
→広告費をかけていない or ブランディングしていない。
→台湾商品と被っている or 台湾の物産が強い(黒糖、塩、海鮮、、)
▫︎沖縄物産の販売戦略(考)
・中国(福建省)での沖縄知名度の向上。
→無名の地の物産を外国人は買わない。
→まずは沖縄を知る入口として観光。旅行商品の販促強化、直行便の誘致が先。
→沖縄渡航のみノービザ等の優遇処置があると尚更良い。
・沖縄物産の商品力の強化。
→外国人は日本国内で人気の物を買う。先に日本国名での知名度をあげる必要がある。
→例)東京わしたショップ等での販促強化。国内で販促。
→北海道の白い恋人は中国国内のオンラインショップでも売れる商品力がある。
→イメージ、日本国内→外国人観光客→外国内の流れ。
・中国(ターゲット層)に受け入れられる商品計画
→外国人観光客に購入されるようになったら、中国版の商品制作を行う。
→地域のニーズに応えるような商品作りが重要。
→例)パッケージの高級感、容量、価格、味の種類、売り方、、、
まとめ
沖縄はすぐ向かい側に世界最大の消費大国がある地の利がある。
しかしこれまで、中国本土への輸出量は少ない。(台湾・香港の方が多い)
中国へ物を売るためには、下記のことが必要だと考える。
①まずは沖縄の知名度を上げる必要がある。観光が入口。直行便・クルーズ誘致。
②国内で既に人気商品になっている必要がある。
③ある程度売れたら、ニーズをよく分析した商品作りをする必要がある。
以上簡単ですが、福建省で生活して思ったことでした。