“無職”という概念は存在しないと思う理由
タイトルを見て、私が何を言いたいのかピンときた方もいるかもしれません。
私はこれまで自分のことを無職と名乗っていました。
しかし今回は、
無職と名乗るのは今日で辞めにする!!!
という宣言を、このnoteでしていきたいと思います🔥
おーおー、宣言しちゃいなYO!
というノリがいい方から
無職の概念は存在しないとは…?はて…?
と疑問の方まで、お付き合い頂ければと思います。
さて、私は今まで、
“無職=悪いこと”
という概念に縛られてずっと生きてきました。
そして、働いていないことに対する罪悪感をずっと抱えてきました。
そもそも、大学卒業後5年間ひきこもっていたので、無職であることがいけないことだ、という考えが頭の中で深く根づいていました。
けれど最近、無職が悪いことではないということに気づきました。
そして、無職でいることよりもずっとずっと悪いこととは、自分が自分から離れている状態なのだということにたどりつきました。
私は前の仕事を退職してから、しばらく体調を崩していました。
ちょうど去年の今頃は退職してから数か月経ち、患っていた不安障害が悪化して、外出するのもやっとの状態でした。
しかし、そこから今に至るまで肩書としては変わらないのですが、いろいろな気づきを経て、自分が自分から離れている感覚がほぼなくなりました。
もちろん、未だにネガティブ思考に襲われ、その度に自分に戻ってくるをくりかえしてはいますが、
今の自分は一年前の自分と比べて価値観や考え方が180度変わり、まるで生まれ変わったような感覚がしています。
人として大事なこととは、まず第一に“生きること”だと思うのです。
そして、この生きることとは、自分が自分から離れない状態だと私は思っています。
仕事をしているとか稼いでいるとか、そういった基準よりもまず、人は生きること、自分から自分が離れていないことが重要だと思うのです。
自死遺族としてなおさら思うのですが、人は生きること、自分から離れないことをまず最優先すべきだと思うのです。
いくら仕事をしていても、生きることを放棄したくなるまで自分から離れてしまっては、本末転倒になってしまいます。
自分から離れていなければ、無職でいても最高に幸せでいられます。
逆に、自分から離れていたら、どんな役職についていようと本当の意味で幸せにはなれません。
むしろ、やがてメンタル面で深刻な問題を抱えることになってしまいかねません。
働いていない罪悪感を持つならば、それはまわりの人や社会や世間に対してではなく、
自分に対して持つべきなのです。
もちろん、そんな自分に対して自分が離れていなければ、
と言ってくれるはずです。
そして、好きなことをしているうちに、アイデアが降りてきたり、本当にやりたいことがわかってきたりします。
無職なのではなく、雇われて仕事をしていないだけなのです。
生きていれば、人は多かれ少なかれ何かの活動をしています。
生きることが、“仕事”なのです。そして、生きることを“仕事”にしていいのです。
いくら仕事をしていても、人として一番肝心の生きることという仕事を放棄してはいけないのです。
だから、今自分は無職だしなぁ…と思っている方は、一切自分を責めたり罪悪感を持つ必要はありません。
無職も立派な選択です。無職になることで、自分を守ったり自分の本当の望みに気づきやすくなったりします。
まずは、生きること。ワクワクすること、好きなことをして自分を満たすこと。
あなたの幸せが、世界の幸せです。
まずは、あなたの世界を、どうかあなたの幸せで満たしてあげてください。