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HSPはなぜ関わる人をことごとく依存体質にしてしまうのか
今回の記事は単刀直入に言ってしまうと、“公開処刑”です。
きっかけは、同じ気質を持つソウルメイトさんが書いていた記事を見たことなのですが、
その記事を見たときから、なんだかずっと心にひっかかってたんですね。
特に繊細さんやHSPの方、またアダルトチルドレンの方は、その高い共感能力から、
よかれと思って何気なく行動したことによって、気がつくと、相手から想定外に執着されたり粘着されてしまうことがあります。
そこで
そんなつもりじゃなかったのに…
と、困惑してしまう、という経験を繰り返してしまう。
そしていつしか、
“私と関わると、なぜだかみんなメンヘラ化してしまう”
“気づくと、いつも人から依存されたり執着されている”
といった悩みを抱えてしまう。
何よりも、私自身、HSP・アダルトチルドレンとして、大いに心当たりがあります。
ということで、今回はその原因を深掘りして、わかったことをズバッとご紹介します。
心当たりがある方は、ちょっと耳が痛いかもしれません。
自分で自分を斬る公開処刑のつもりで書きますが、準備ができてないよという方はご注意ください。
さて、
そもそも、なぜ知らず知らずのうちに、私たちは関わる人を依存させてしまうのか。
その前提として、まず依存させている本人が依存体質である、ということが言えます。
依存関係というのは、かならず引き合っています。
一方が依存してもう一方が依存していない場合、その関係性は成り立ちません。
つまり、相手を自分の陣地に招き入れている時点で、本人もまた相手に依存しているのです。
そして、それはなぜか。
ズバリ言ってしまうとそれは、
相手に求められたり必要とされることで、自分の価値を確認しているから
です。
依存体質の人は、親との関係になんらかの愛着問題を抱えています。
簡単に言ってしまうと、条件付きの愛情で育てられたために、常に親の顔色をうかがって育ってきた傾向があるのです。
すると、どういうことを言えば相手が喜ぶのか、相手の気分がよくなるのか、
相手を気持ちよくさせる術を、知らず知らずのうちに身につけることになります。
私の場合、父親がモラハラ気質で、なにか癇に障るとキレ始めるため、
父といるときには、まるで上司を“接待”している気分で、私は人一倍神経を使って話していました。
そうして、子どもは小手先の“処世術”だけ身につけていきます。
相手の行動を観察する癖がついているので、
知らず知らずのうちに先回りしたり、率先して行動することで、
言ってしまえば、相手よりも相手らしい立ち振る舞いをしてしまうのです。
そこで相手に、
“この人は自分のことをわかってくれる”
“この人なら自分を愛してくれる”
といった願望を抱かせやすく、それが原因で相手を依存体質へと変貌させてしまうのです。
しかも何がやっかいかと言うと、この行動がすべて無意識下で行われているということです。
本人さえも気がつかない本能レベルの領域で行われているため、本人に自覚がないのです。
もっと言ってしまうと、この無意識下のプログラムは、
“ありのままの自分には価値がない”
といった、自己肯定感の低さから来ています。
つまり、
“他者から求められたり認められたり必要とされることで、自分は価値のある存在だと思いたい”
という動機が、その根底にはあるのです。
そのため、相手が少しでも自分を褒めたり認めた態度を取ると、
その時点で、目的は達成されたことになります。
ただ、当然ながら相手は
もっと褒めてほしい
もっと癒してほしい
もっと慰めてほしい
もっと愛してほしい
と、その要求をエスカレートさせていきます。
すると、相手の度を越した態度に、
そんな(依存されるほど認めてほしくてやった)つもりじゃ…
となってしまうのです。
つまり私たちは、無意識下では全部計算してやっているのです。
依存する人も依存される人も、すべて引き合っています。
ただし、依存される人が本当に求めているのは、自分からの承認であり、愛です。
“あなたはそのままで価値があるよ”
と、世界で誰よりも自分自身に言ってほしいのです。
誰よりも何よりも、自分自身から認められたいのです。
それが叶わない限り、外側の世界(他者)にその願望を投影し、欲求を満たそうとしてしまいます。
しかし当然ながら、それでは相手のインナーチャイルドをあぶり出すだけで、自分のインナーチャイルドが満たされることはありません。
この不毛な共依存関係から抜け出すためには、自分を自分で愛することから始めなければならないのです。
私たちは、程度の差こそあれど、常に誰かと依存関係にあります。
本来、依存関係は悪いものではなく、自立した同士であれば、
お互いの足りないところを補い合ったり、いい所を伸ばし合う関係性を築くことができます。
ただ、自分の中の欠けている部分を相手を通して埋めてもらおうとすると、
結局は、どちらか一方が我慢を強いられたり、奪い合うだけの関係性で終わってしまいます。
ということで、私は長年手放せなかったこの癖を、手放していきたいと思います。
心当たりがある方は、ぜひ自分を愛することで、本当の自分を取り戻していきましょう😊💓
ここまでお読みいただき、ありがとうございました🍀
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