自信がない人の“正しい自己否定”のススメ
またまたあべこべなタイトルになってしまいました。
今回は、noteのフィードバックを始めてから気づいたことをまとめます。
いろいろと思うところがあるので、思いきって別アカウントを作ってそっちで発信していこうかと思っているのですが、
とりあえず結論からお伝えすると、不健全な自己否定を手放して“健全な自己否定”を身につけよう、というお話です。
今回、この記事を書く上で参考になった漫画があります。
それがこちら。
この『インベスターz』の第8巻に、健全な自己否定のお話がでてきます。
主人公は株の売買を行う投資部に入部したのですが、億単位のお金を動かすうちに、傲慢になったりエリート意識を持つようになります。
そんな中である合宿に参加したことで、“健全な自己否定力”を身につけることの大切さに気づきます。
ちなみに、今季メジャー1年目にして15勝した今永投手も、インタビューで「魔物は天界に住んでいる」と話しています。
不健全な自己否定とは、文字通り『自分を否定すること』です。
お前には何の能力もない
お前は誰からも好かれない
と、自分が自分の価値を否定している状態を言います。
不健全な自己否定は、主に幼少期に形成されます。
私たちは、親やまわりの人からの何気ない一言や態度によって、自分の存在自体には何の価値もないと思い込んでしまいます。
なにより私自身が、ずっとこの“自分いじめ”をしている状態で、人間関係でも常に悩みを抱え、また、長く続けられない仕事ばかり選んでしまっていました。
自分いじめは心の病気として、“適応障害”や“不安障害”や“気分変調性障害”などと言い換えられますが、
どれもその原因をたどっていくと、自分で自分を否定していることに行き着きます。
不健全な自己否定には、傷ついたインナーチャイルドが背景として存在しており、
それによって男性性が暴走してしまう状態に陥ります。
男性性が暴走するとはどういうことかと言うと、
自分の価値を証明しようと躍起になったり、誰かからの承認がないと不安になったりと、
心のどこかで自分を否定しながらも、自分はすごいと他者に認めてもらおうとします。
以前の記事にも書きましたが、自分を否定している状態というのはつまり、
自分が嫌い⇆他者から認められたい
と矛盾した望みを抱えた状態になります。
そして、誰かから認められることで自分のことを好きになろうとしますが、
当然ながらそんな状態では、本当の意味で自分を好きになることはできません。
自分に自信がない人は、不健全な自己否定を手放し健全な自己否定力を身につける必要があります。
健全な自己否定力とは、自分自身に対して愛ある喝を入れる精神性を持つということです。
有頂天になりすぎていないか?
ムダに浮かれていないか?
謙虚さを忘れていないか?
と、自分に対して厳しい目線を向けることを言います。
うまくいっているときこそ、初心に帰ってより誠実により丁寧にこなしていく。
成長や拡大を狙うときこそ、今自分が置かれた環境に対して感謝する。
健全な自己否定の裏には、健全な自己愛が存在しています。
漫画の中に、
という文章が出てきますが、自分を愛していればいるほど、自分を正しく否定することができます。
正しく否定するとは、あくまでも、自分のポテンシャルをより開花させていくためのものであるということです。
一方で、自分に自信がない人は、自分の可能性をつぶす自己否定をしがちです。
その結果、意欲を削がれ、新しいことに挑戦しようと思えなくなります。
しかしそれは、本人のみならず、まわりの人にも重大な被害を及ぼしてしまいます。
自分を否定することで、自分の可能性を潰すのか。
それとも、逆に自分の可能性を広げることになるのか。
一口に否定と言っても、そこには大きな違いが存在しています。
人は、生まれながらに必要なものを持って生まれてきました。
それが、大人になるにつれて“こだわり”や“とらわれ”が積み重なり、
その“こだわり”や“とらわれ”が障害となって視界が遮られてしまった結果、
自分が望む方向がわからず、行きたい場所へと進むことができなくなってしまいます。
豊かになりたい、今の自分で幸せになりたいと思ったら、まずは不毛な自己否定を手放すこと。
自分を否定すること自体が悪なのではなく、自分を否定する状態を放置していることこそが、悪なのです。
どうかあなたの中にある豊かさに目を向けて、
あなた自身はもとより、まわりの人にとって損失となるような自己否定の習慣を、少しずつ手放していってください。
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