AMD戦略は昔からサーバー(現在はデータセンター内)狙い
筆者が米国ガートナーのプリンシパルアナリスト時代の製品分野はASIC/IPとマイクロプロセッサ(MPU、MCU、DSP、MPR)担当でした。
1995年時代から米国AMDはx86アーキテクチャ搭載MPUのPCセクターでは米国Intelには大きく水を開けられていたのでサーバーに注力していました。
自社プロセスから台湾TSMCファウンドリを採用する大きな戦略転換から徐々にIntelとの差を詰めてきました。
米国エヌビディアのファンCEOは米国LSIロジックからAMDに転職し、同社が買収したグラフィックスプロセッサ企業のカナダATIの回路設計者だったと記憶しています。
これ以外には、成長要因(メニーコア、プレイステーション、グラフィックスプロセッサなど)は幾つかありますが、今回はAIサーバー搭載したプロセッサで同社過去最高のシェアを獲得しています。
ビジネスモデルはIDMからファブレス企業になっています。
【大躍進のAMD】
~引用~
CPUのシェアにおいて、AMDがRyzenを発表して以来、Intelが寡占していたシェアは徐々に下がっています。2024年第二四半期ではクライアントCPU全体でIntelが79%、AMDが21%を記録していましたが、2024年第三四半期の集計によると、IntelがクライアントCPU全体のシェアで76%と約3%減少し、特にデスクトップ向けCPUのシェアでは6%程度下落し、AMDのシェアが過去最大の伸びを記録しました。
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