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10月の色校が出そろいました!


■10/4発売
『あーしはDJ』

D「どんなにつらいときも」、
J「J太郎はラジオをやり続ける」、

つまるところ、生き抜くしかないんだ。

カバーに起用された作品は、南景太さんの「胎光」(2023年)です。

「あーし」とは、「『あたし』のさらにくだけた表現で、ギャル語的性質を含む。現代においては『あたい』よりもメジャーな表現となっている」(Wikipediaより)で、一人称代名詞です。本書の執筆は10年余りに渡っているのですが、最終的に作者は、「俺」でも「私」でも「僕」でも「おいら」でも「あっし」でも、どうしてもしっくりこない、使いたくないということで、たどり着いた言葉が「あーし」という性差を超えた一人称でした。

四国・松山からほぼ毎夜オンエアされているラジオ番組「杉作J太郎のファニーナイトHUG」(南海放送)。

●杉作J太郎のファニーナイト
HPはこちら

今夜も「あーし」=J太郎さんが、落ち込んだり、うれしくなったり、死にかけたりしながら、その人生と「ある愛の詩」を語り続ける。アコースティック漫画として語り継がれる「ヤボテンとマシュマロ」から25年、読めば、道後温泉に入っているがごとく、くつろぎが伝わっている脱力系文章。自身のキャリアをまとめるため、10余年かかって著者が練りに練り上げた渾身作です!

こちらは表1(左)と、別丁扉(右)です。

この完成度の高いブックデザインは、鈴木成一デザイン室。

●鈴木成一デザイン室
HPはこちら

面白さ保証付き、ぜひともご一読を!(担当H)


■10/4発売
『0歳から100歳までの これからの「歯の教科書」』

かみ合わせで学校の成績に差が出る?
日本人の8割は歯周病?
予防を続けるだけで生涯1000万円の節約?
歯医者さんが伝えにくいこと、歯医者さんも知らなかったこと、この一冊にすべて詰め込みました!

カバーとオビには「ヴァンヌーボV-FS スノーホワイト」という暖かみのある豊かな手ざわりと、繊細にコントロールできる印刷仕上がりが特徴の用紙を使用しています。
イラストを担当いただいた山内庸資さんのイラストとの相性もばっちりな仕上がりになりました。

●山内庸資 Yosuke Yamauchi
Instagramはこちら

表紙にも彼らが……★
色校を巻いてみました。

ブックデザインはetokumi藤塚尚子さんにご担当いただきました。

●etokumi
Instagramはこちら

すべての世代のみなさんに知っているようで知らない「歯」の大切さを知ってもらえたら嬉しいです!(担当N)


■10/9発売
『探鉱ドワーフめしをくう。』

食べて寝て、岩を砕く!!!!
かわいいドワーフの ほのぼのグルメファンタジー開幕!

「天然魔石」―――それを手に入れればどんな願いも叶うと言われている。
世の貧民たちは魔石を探して、地中を掘り続けていた……

ドワーフのルチルも、そんな貧困からの脱却を夢見て過酷な探鉱で働くひとり。
休む間もなく働くルチルだったが、ある日食べたご飯をきっかけにグルメに目覚めて――

今日も美味しいご飯をたべるため、魔石を手に入れるため、掘って掘って岩を砕く!

デザインを担当いただいたのは川谷デザインさんです。

カバーでは“探鉱”という世界観の奥行きが見えるようなイラストを中心として、そのぶん帯ではグルメ感やキャラの可愛さをみせる…等、今作のメイン要素である「探鉱×ドワーフ×グルメ」の3つを押し出すような装幀を意識しました。
カバーの紙も「サガンGA」というザラっとした紙を使用し、探鉱の世界観を表現するとともに、ロゴも洞窟の岩感がある角ばったデザインに。このロゴを含め、カバーを見開きで見てみると、暗い坑道を照らすライトのような黄色が差し色で映える仕上がりになっています。

カバーはもちろんですが、カバーの袖やカバーをめくった本体表紙まで、素敵で可愛いイラストを作家である四方井ぬいさんに描き下ろしていただきました…!
どこをとっても作品の魅力が溢れたデザインになっておりますので、ぜひ単行本を手に取って隅から隅まで、お楽しみいただけましたら幸いです…!(担当Y)

▽お試し読みはコチラ!


■10/17発売
『モスのいる日常2』

犬より、猫より、ペットの蛾(モス)が大人気!?
大きな虫が一部生き残っている世界で過ごす、ゆるっと癒やしの日常

とってもかわいい、巨大蛾(モス)!?
SNSで話題のふわふわでキュートなモスとの共同生活マンガ、第2弾!

太古の昔、虫たちは巨大だった。
そんな時代から数億年…彼らは化石になってしまったのだろうか?
──いや、実は一部生き残っていた。

ふわふわなカイコ系のモス(蛾)を飼い始めたお兄さん。
ドタバタなモスの予防接種会場に行ったり、帰省した実家でとんでもない出来事に巻き込まれたり…etc モスと過ごす日々は、新たな出会いや大きな虫たちとのハプニングの連続で…!?

大きな虫たちが一部生き残っている世界で過ごす、すこし不思議で、どこか懐かしい日常ショートストーリー。

デザインを担当いただいたのは1巻に引き続きBayBridgeStudioの白山仁さん。

今作は「オレンジ」をテーマカラーとして、鮮やかではありつつも柔らかな印象に仕上げていただきました。カバーの紙は前巻同様に「ハンマートーン」を採用しており、まさにモスの毛並みのようなモコモコとした肌触りが楽しめるデザインに。

ちなみに1巻と並べてみると、1巻は「お昼×室内」だったのに対し2巻は「夕方×商店街」のシチュエーションとなっており、また違った角度からの“モスと過ごす日常”の魅力が見えてくる装幀になっています。

1巻から登場人物や新しいモスも増え、ますます賑やかになってくる第2巻。
大きな虫たちと過ごすゆるっと不思議な日常を覗いて、ぜひ癒やされていただけましたら幸いです…!(担当Y)

▽お試し読みはコチラ!


■10/17発売
『思春期お坊ちゃんと万能執事 1』

思春期真っ只中のお坊ちゃんVS有能すぎる専属執事、
むずキュン!?ドタバタコメディ、開幕!!

屋敷で暮らすお坊ちゃん「フィン」のもとに、ある日、専属執事として「アル」がやってきた。
だが、そんなアルに子ども扱いをされて(※子どもです)どこか気にくわない様子のフィンは、口うるさい執事をぎゃふんと言わせようと悪戯を仕掛けるが――!?

色校では、色味と鮮やかさと明るさ(あれ?ほぼ全部再調整ですね…)をだすのに苦戦しました。
坊ちゃんが座っている赤いイスを含め全体的にくすんだ感じがあり、デザイナーさんとも調整に調整を重ねて理想の色味に近づけました。
理想の色味をだすのは難しいです…。
オビは2パターンの用紙を試し、パキッとオレンジ色が発色しポップに見えるほうを採用しました。

カバーを外すと描き下ろしイラスト&4コマが表紙に描かれています^^
本文に収録されている描き下ろし32枚とあわせてお楽しみください。(担当J)

▼COMICポルタで連載中!!


■10/18発売
『超・実践! 事業を創出・構築・加速させる グランドデザイン大全』

理想の未来から逆算して
新規事業を成功に導く思考プロセス
「グランドデザイン思考」を徹底解説!

本書は
「新規事業創出の工程をフローチャートで活用できる」
「図解とビジュアルでイメージできる」
がコンセプトのためビジネス書としては少し半径の大きいB5変型[左右181 mm 天地210mm]となっています。特色のピンクはカバーと帯共通で、やや黄みがかったピンクのDIC586とよりクリアな印象のDIC585の2パターンで色校を出しました。
カバーにはグロスPP、オビにはグロスニスとメリハリをつけるよう意識しました。

表紙にはGAクラフトボード-FS(ムーンストーン)を採用しています。自然な色合いとナチュラルで豊かな表情を持ち合わせたクラフトペーパーです。 古紙100%の環境に配慮したFSC森林認証紙です。古紙配合率が高いため、製造ロットによって紙の色味が少しずつ異なります。環境にやさしい再生紙の特徴ですね。

色校を巻いてみました!

ブックデザインはIsshikiさんにご担当いただきました。

●Isshiki
Instagramはこちら

多くの社内起業に関わっている方、これから関わる方、リードする立場にある中間管理層の方、戦略を示す経営層の方など、あらゆる立場の方に、暗闇でライトを照らすように、本書を活用して迷うことなく前へ前へと進み続ける一助になれたら幸いです!(担当N)


Q. 「そもそも色校って何?」

A. 色校とは、正式には「色校正」といいまして、著者やデザイナーさん、編集者などが、思った通りの色で印刷できているかを、実際の印刷を始める前に確認するための試し刷りのことです。カバーや表紙など、カラーで印刷するものは必ず色校をとります。絵本や写真集などのオールカラーの書籍では、本文ページも色校をとることがあります。


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