星々の言葉覚書⑦ 月は自分の中にある障害物
月の本体自体は役割を終えて、何のエネルギーも発していないといわれている。しかし、月はいつも話題の的になっている。地球から見て、太陽の次に目立つ天体だから、話題にはなりやすいからだと思う。
月は、全く過去のものであり、しいて言えば、自分の過去のパターンを担当しているといってよいかもしれない。天空上においては、エネルギーを発していない邪魔もの、という考えもある。
月は物質化プロセスに関わっていて、今の人類においては、物質化プロセスは終了し、霊化プロセスに方向を変えなければならない時といわれている。だから、月は過去に引きずり戻し、進化ではなく退化方向に向かわせる、今の人類にとっては無用なもの、むしろ有害なものといわれているのだろう。
有害と言ってしまうと、それまでの功績を否定することになるので、「おつかれさまでした」といった方がよいかもしれない。
でも、月を使った占いなどが、なんとなく当たる気がするのは、以下の理由によるのかなと思っている。
1.月は物質方向に影響を及ぼしていたので、今でも人間でいえば「肉体」は月のリズムに沿っているといえるのかもしれない。植物など自然界の生きものも。
2.肉体、アストラル体(感情)、メンタル体(思考)という、私たちの魂の器を作っている体(エネルギーボディ)は、月の影響を受けている。なので、肉体、感情、思考(低位マインド)に意識の大半がある場合には、月の影響を強く受けるかもしれない。
意識が、低位エネルギー体にはあまりなく、魂の影響を受け始めると、あまり月の影響は受けなくなってくる。
3.月は過去を表しているので、自分の中にある過去のパターン(今世の過去かもしれないし、前の世かもしれない)、つまり、感情や思考の反応パターンを示している。そのパターンが自分の中に鋳型として残っているので、月に反応しているように感じる。でも、実は現在ではなく、過去の影響、過去に反応しているということになる。
なので、あまり月い影響されないことを目指すのがよいかなと個人的には思っている。
逆に、月の力に囚われるのではなく、月のエネルギーを役に立つように使うことができる。それは以下のようなことになるかなと思っている。
①月のリズムを自分のエネルギー体にリズムを与えて調えることに使う。
新月や満月といったタイミングのリマインダーとして月のサイクルを見て、新月・満月の節目に、何か自分に役立つことを計画するとよい。
②自分の過去のパターン、感情や思考パターンに気づくための道具とする。
これはホロスコープなどから、自分の中にどのようなパターンがあるかを確認してみると、魂とつながる障害となっているものが自分のどこにあるかを見つける助けとなる。
この二つができると、だいぶ人生が楽になるのではないかと思う。
Photo by Omar Ram, via Unsplash
https://unsplash.com/ja/@omarvellous14
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