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Plant Medicine 植物や自然界のこと

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5.メディスンの意味するもの

3.Time is Medicine. にも書きました、Medicine、についてです。 この単語は、普通に訳したら、 医療や薬と訳されます。 ネイティブアメリカンの世界観に、 Medicine Wheelというものがあります。 ここで使われているMedicineは、 単に医療、薬という意味以上のものを含み、 秩序ある生き方や、心ある道、 のようなものを含んでいます。 この秩序とは、人間が考える秩序ではなく、 宇宙や自然界の秩序のことです。 宇宙の秩序はスピリチュアルな

オニグルミの観察@裏磐梯合宿

10月末の合宿で、みんなで観察したオニグルミ。 観察の詳細を自分でなかなかまとめられていないのですが、参加者の李エクタさんがnoteに書いてくださったのでシェアします! うちの庭では今、こんな顔して立っていますよ。 羊とか猿とか言われますが、みなさんは、何に見えますか? 冬を迎えるためのフカフカ帽子も暖かそう。 春の芽吹きを心待ちにしたいと思います。

植物との対話 ゲーテシュタイナー的植物観察入門@裏磐梯合宿2024を終えて

今回の合宿は、ちょうど裏磐梯が紅葉のピークかなという日程でした。実際には例年だとそうなのですが、今年の暖かい気候に、紅葉は遅れ気味。 そんな中でも、紅葉がはじまっている中に、秋の赤い色、の意味を感じることができました。 赤の体験 4つのエレメント的な視点からは、この季節、熱エレメントが撤退していますが、紅葉をはじめ、いろいろなところに熱エレメントの象徴である、「赤」を見いだすことができます。そのことに思いを巡らせてみたいなということで、みんなに、お散歩をしながら、赤い

生命の世界と精霊のはたらき

4月~9月におこなった『天使たち 妖精たち』の読書会に引き続き、より妖精や精霊たちの働きを知るために『植物に働く精霊たち』という文献の読書会が今日から始まりました。 今日は地エレメントと関係のある自然霊・グノーム(ノーム)の働きを中心に読みました。 秋~冬は植物の成長プロセスで得た、宇宙的な力は地中に入り込みます。 これを、地エレメントの担い手であるグノームが受け取り、春まで保持され、春に植物が大地から上に持ち上げられていく力となっていきます。 自然界に働く精霊の姿を

地水風火 生命力のイマジネーション

生命力を硬化させるものと解放させるもの 山道を車で走っているとき、両側にある木々や植物たちの生命力の中を走っているように感じた。地面は鉱物的。アスファルトはもっと鉱物的で死んでいる。 そのように硬化していくことを嫌悪する力が、植物たちを天に持ち上げる力になっている。 植物たちは、地球を硬化させないために、地球が生命的であるために働いている。 春分~夏至 夏至~秋分 もうすぐ秋分。 地球暦に書き込んだ花の開花を改めて眺めてみる。生命力の季節ごとの変化が、植物となってあ

Medicine For Earth① 人間に腹が立つ問題

さまざまな問題の根源 最近の米騒動もそうだけど、電気代あがるとか、さまざまな食料品が高騰するとか、暑すぎて人が死ぬとか、だいたい、気候変動の影響と、食糧やエネルギーの自給率の低さ=政府の無策、無駄なものを買わせる新自由主義的経済の成れの果てと見ている。 でも、その肝となる要因について明瞭に指摘する話は、マスメディアでは、ちょろっと見聞きするぐらいで、多くの人が危機意識をもって行動に移すには弱すぎる。 病気で言えば、症状が現れてきている状態なので、予防できなかったのかを思

赤麻(アカソ)の繊維で遊ぶ

最近、羊毛を触る機会が何度もあり、だんだんハマりかけています。 何か作るというよりは、それぞれの工程の作業をしていると「いい感じになる」からやっているという。 以前は、これで何か作れないかな~と思って、いろんなことをやっていました。自然のものを使って何か作るのが楽しいというのもあって。 でも、コツコツと続けて積み上げていくようなことが、全く苦手で、適当にやって、適当に楽しむだけなので、ひとつのことが続かない。 染めも織も、草やツルでかご編んだりするのも、なんでもやってみて

植物の美を学ぶことは本質的な癒しにつながる

かつて世界の起源の秘密を知っていた賢者は、次のように語った。 「巨人から天と地が生まれた。巨人の骨から岩や石が生まれ、巨人の血から川や海や小川が生まれ、巨人の肉から土が生まれ、巨人の髪から草が生まれ、巨人の考えから雲が生まれ、巨人の息から風が生まれた。しかし、巨人の心から太陽が生まれた。今日でも地球という巨大な体は、暖かさと愛情を与える心のように太陽によって支えられている。」 それを聞いた子どもたちは、ニコニコして 「素敵なお話! もっと聞きたい!」 といった。賢者は続けた。

地球の暦・魂の暦⑳ 8月18日~24日

8月18日 8月19日 8月20日 満月 8月21日 8月22日 処暑、太陽が乙女座へ移動

地球の暦・魂の暦⑰ 7月28日~8月3日

7月28日 7月29日 7月30日 7月31日 8月1日 梅雨明け。平年より8日、昨年より10日遅かったそうです。

植物と猫さまの下僕として生きる

先日の合宿で受け取ったことを元に、いろいろと言語化していきたいと思う。まずは、紆余曲折して結果的に植物の下僕になるという流れを自分の振り返りも含めて。 メディアとメディスン 植物の香りがもつ癒しの力を不思議に思い、学び始めたのがアロマセラピーだった。それが1995年。 その後、アロマセラピストとして仕事をすることになったが、その仕事には二つのラインがあった。一つは人間に向き合うこと、もう一つは植物に向き合うこと。 そして、それらの間をつなげていき必要な変化を起こすこと

植物との対話 研究クラス@裏磐梯合宿2024を終えて

7月22日~24日に2泊3日で合宿をしました。 ずっとオンラインで学んできた人たちが、リアルで集まる場になりました。長い期間、オンラインで会っているので、実際に会うこと自体が楽しみでした。 オンラインではそれぞれの身近な植物を観察していただいていましたが、今回は一つの植物にグループで取り組みたいと思い、「タイマツバナ」(レッドベルガモット、ビーバーム)を選びました。 今年はちょっと開花が早かったものの、ワークショップに合わせたかのようにピークを迎えてくれました。 「星

白樺と金星と魂のこよみ

樹木の芽吹きと1年間の成長 春の遅い裏磐梯では、やっと木々が芽吹き始め、一気に広がろうとしているところです。春から、記録のためにいくつかの樹木の観察をしています。 樹木は冬でも樹形などが観察できます。 しかし、芽吹きの時にどんなふうに葉っぱが出てきて、秋にどのように葉が落ちて、1年間の成長がどこからどこまでなのか?というところを、よく見ていないと、「そういえば、どうだったっけ?」となってしまいます。 この冬に『星々と木々~ゲーテシュタイナー科学への道』のゼミをやって

地球の暦・魂の暦④ 4月21日~27日

4月21日 4月22日