
10-day Challenge レポート#2 フードロスを減らす料理をしてみた
こんにちは!Earth Companyのマーケティング担当・樋口です。
持続可能な「Earthlyな生き方」をみんなで始めよう、ということで始まった「Earthly October」。人と環境と社会に優しい「Earthlyなアクション」をみんなでチャレンジする「10-day {Earthly} Challenge~いつもより地球のことを想う10日間~」企画も2日目です!
「みんなでチャレンジしよう!」と言うからには、スタッフも実践しなくては。ということで、毎日入れ替わりでレポートを発信していきますので、ぜひお楽しみください!
第二弾の今日は、2日目のチャレンジ「Challenge2:減らす フードロス削減のために、今日1つアクションを起こそう!」をやってみた私の実践レポートです。
フードロスをどこから減らすか考えてみた
まず、フードロスはなぜ減らさなくてはいけないかについて。
食品の廃棄はごみ処理に多額のコストがかかるだけでなく、焼却で発生するCO2排出が気候変動の原因となってしまうということがあります。
そして、フードロス がどこで発生しているのかというと、食品関連業者がやや多いですが、家庭からの廃棄量も45%を占めていることがわかりました。
言い換えれば、私たちが日々の生活を変えれば、フードロスの現状の約半分を変えることができる可能性がある!ということです。
そもそもどこからが生ゴミ?
以前、1日目のチャレンジでもご紹介した、映画「もったいないキッチン」公開記念企画で、外国人最年少でミシュランの星を獲得した松嶋シェフが出演されるイベントに参加しました。
その際、松嶋シェフはフードロスをしないために「既成概念にとらわれないことが大切」とおっしゃっていました。
一体どういうことなのか?
そこで、松嶋シェフの「塩なし料理理論」という本を読んでみました。
ブロッコリーを茹でる際に、一般的には彩り優先で塩を入れ沸騰したお湯で茹でる方が多いと思いますが、松嶋シェフ流では、塩を入れず水から弱火でコトコト茹でる。というものです。そうすると、ブロッコリーの旨味が引き出され、塩なしで体に良いだけでなく、茎の部分、そして茹で汁まで美味しくいただける。ということでした。
そして、それは他の野菜でも応用できる、と。
このテクニックひとつを知っているだけで、いつも捨てていた部分がご馳走になるかもしれない!そこで、私の大好きなカレーで試してみることにしました。
全部の食材を一度に全部入れて、あとはコトコト煮込むだけ
一般的にインドカレーは、油でスパイスや玉ねぎを炒めて、食材を少しずつ加えていき最後に煮込むレシピが知られていますが、東京・初台の「たんどーる」というお店のシェフが「鍋に全ての食材とお水を入れて、煮込むだけ」というレシピを教えてくれました。
本来はチキンカレーのレシピだったのですが、私は大胆にチキンをブロッコリーに置き換えてチャレンジしてみました。
スーパーで、ブロッコリーの葉や茎の部分が折られて置き去りにされていたので、ありがたく持ち帰り、熟れすぎて見切り品になっていたトマトも旨味が強そうだったので採用。
それでももう少し旨味を足したかったので、しいたけを軸まで使って煮込むことに。
別の日に使ったパクチーの根っこをみじん切りにして入れ、生姜は皮付きですりおろし、ニンニクの皮は別でカレーを作るときのガーリックウォーターを作るためにキープしておきます。
実はこれら自体はフードロスを考える以前から、美味しくカレーを作るためのテクニックとして教えてもらっていたことです。
使うスパイスは、チリパウダー、ターメリック、コリアンダーパウダー、クミンパウダーのみ。
作り慣れるまで、最小限のスパイスで試してみる、というのもフードロス削減には実は効果的で「スパイスが余っちゃって困る」というのを防ぐことができるので、おすすめです!
深めの鍋に、スライスした玉ねぎ、パクチーの根っこ、生姜とニンニクのすりおろし、ざく切りトマト、ブロッコリーの順に食材を入れ、スパイス4種をかけて、7割程度浸るくらいの水を入れ、30分弱火で煮込みました。
油は入れず、塩も最後にほんの少し入れましたが、生姜とニンニクとチリパウダーが効いて、旨味たっぷりの美味しいカレーができました。こんなに簡単で良いのかと思うくらいですが、だからこそ、日々の生活で続けていけそうだと感じました。
フードロスを減らすためのチャレンジではありましたが、「食材を大切に使う」ということが、結果的に「料理を美味しく楽しくする」ということに直結していると感じることができたのが、最大の収穫でした。
是非みなさんの発見も教えてください!