大人っぽさと子供らしさ
娘の通う幼稚園で造形展が行われる。
前日の夕飯時に、「明日はママだけ?」と聞く娘に、パパも一緒に行くんだよ。と教えてあげると「ほんと?いいって言われたの?やったー!やったー!」と両手を上げて喜んでいる。
いつまでこうして喜んでくれるだろう。
朝食をすませ、おでかけの準備をする。
ふだん制服の娘は、めったにない私服での登園で、あれは?これは?と、精いっぱいにコーディネートを考えている。
準備を済ませて、「さあ、行こうか」の段階になって、ママが今日は特別だよといって、ほのかにネックレスを着けてあげる。
そのネックレスは、いつかのママの誕生日にプレゼントしたやつだね?
最近、いっつもこれ着けていい?って何度もお願いされるの。
ママはそう言いながら、絶対に引っ張らないでね。とほのかに念を押す。
そのネックレスはね、ママとほのかの誕生石が付いてるんだよ。と教えてあげると、誕生石?と嬉しそうにしてる。
造形展では、4月から10月まで毎月描いた絵が展示されている。
4月の作品は、みんなどの子も何を描いているのかタイトルを見ないと分からないものが多いけど、月を追うごとに上手になっていく。
それだけで成長を感じられて、造形展を開催する意味を知る。
いくつかの作品を、作った本人に解説してもらう。
ちゃんとしたストーリーや考え、想いがあり、ここでも成長を感じる。
作品もそうだけど、毎月工夫を凝らした制作を企画して準備してくださる先生方には、感謝感謝で頭が上がらない。
その中でも、5月の線あそび
いろんな線で描かれた作品は、みんな個性的ですごく素敵。
大人になってから、いろんな線で自由に描いてと言われると、なぜだか規則的だったり、キャンパスに対して平行になったりと、自由さを失ってしまう。
そんな固定概念に縛られない子供たちの作品は、まさに子供らしさが溢れている。
毎日、顔を合わせているから、なかなか気付きにくい娘の成長を、改めて感じさせてくれる、そんな素敵な造形展でした。
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