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『掛け算、割り算だけで考える小学生レベルの分散投資-超初級編(株価ベース)』

割引あり

突然ですが、ごく一部の高い経験値、投資スキル、天性の勘等をお持ちの非常に優秀な投資家を除き、投資初心者はもちろんのこと、一般的な投資家が長期で成功できるかどうかの分かれ目は、適切なリスク分散(セクター・銘柄分散、時間分散)が出来ているかどうかによるところが大きいと思っています。

もちろんその大前提としての銘柄選択が重要であることは言うまでもありません。ただ、それはいつも述べているPER・PBR水準や、長期での売上高・営業利益、EPS等の安定・成長度合い、配当性向、その他財務等基本指標を無視した銘柄選択をしたり、コアな中小型株、成長株に走らない限り、株主還元に積極的になった今の東証プライム・スタンダード優良銘柄主体のポートフォリオではそこまで大きな失敗に繋がらないと考えます。

そもそも私を含めて大体の皆さんの配当株投資の保有銘柄は似たり寄ったりです。特になんだかんだで大型バリュー株投資がメジャーな今、暴落など強力な負の地合いで株価的にダメな時は皆ダメでしょう(※もちろん優良な大型配当バリュー株で確かな土台を築いた上には中小型バリュー株・成長株等も載せているのでそれなりにバランスは保てています)。そんな中、以前Xでも投稿しましたが、ほとんどの勝負は「入金力」「(大きな株式数を取得する)投資タイミング」そして「リスク分散」で決まります。そして、このうち自らすぐにコントロールできるのは「リスク分散」です。毎月の稼ぎをいきなり100万円増やせる人も大暴落の時期を的確に予測できる人も、少なくとも私の知り合いにはいませんから、これは確かだと思います。

ということで早速本題ですが、今日はタイトルのとおり、『掛け算、割り算だけで考える小学生レベルの分散投資-超初級編(株価ベース)』ということで見ていきたいと思います。「小学生って誰?」と思った人もいるかもしれませんが、私(紫宝)です。既にご存じの方もいらっしゃいますが、勉強をしていない時の私の算数レベルはほぼ小学生ですので、そのままの意味で捉えてください。画像の表を見ていただければお分かりだと思いますが、「え?当たり前のことだよね?」と思う人がほとんどでしょう。しかし、この当たり前で大前提であるはずの基礎ですら、日々の相場変動の中、前のめりになったり焦ったりすることで埋もれてしまっている人が本当に多いのです。皆さん日常で掛け算も割り算も出来るのにです。はっきり申し上げて、今の株クラは「リスク取り過ぎ人間」で溢れています。仮に高値で買っていたとしても資金分散が出来ていれば良いのですが、ほとんどの人は資金を一気に突っ込み過ぎていて、いざ株価が急落した際にしっかり狼狽えます。え?基本が出来ていないのに信用取引?論外です。

最近頻繁に例に出して恐縮ですが、NTTは今回の急落のおかげで私の「ほぼ主力銘柄」にまで成長する予定ですし、25分割のおかげで株価も低く説明しやすいので、話題の銘柄ということもありますし、どうぞよろしくお願いします。

まず下記画像の上表ですが、単純に現在用意のあるNTT用投資資金が100万円の人の場合の分割購入回数と、その回数に応じた1回当りの購入金額です。笑ってしまうレベルだとは思いますが、100万円を100回に分割して購入するのであれば、一回当たりの購入金額は普通に100万円÷100回で1万円です。これを現時点のNTT価格146円で割ると1回の購入で約68株買える計算です。50回なら2万円で136株、20回なら5万円で342株、という感じで非常にシンプルですよね。※買い増せば買い増すほど、当然ですが株価下落が継続した場合の含み損は雪だるま式に増えていきます。あくまで投資先企業に絶対的信頼が持てる「ご自身の中での超優良銘柄」であることが大前提です。というよりもそのような銘柄以外に大きく投資すべきではありません。

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