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ゴールデンカムイ飯
粉モノ作りブームが定期的に来る。パン系の料理に抵抗感がなくなったのはnoteの影響が大きい。ゴールデンカムイに出てくる料理は今風で言うとジビエが多くて、なかなか再現はできないのだけれど(獣肉缶詰セットは気になるけど、味が醤油ベースばかりみたいなんだよね。どうせ獣肉食べるなら杉元のオソマじゃなきゃやだし……)、粉モノならつくれそうだなー、とずっと思っていて、特に作りたかったのがスーシュカである。
スーシュカはロシアのお茶請けのお菓子らしい。レシピをググったら、なんとnoteの記事が最初にヒットした。
材料は、薄力粉300グラム、塩小さじ1、卵一個、水110㏄
これをまぜて、まとまったら15分生地を休ませて、ドーナツ型に成形。2リットルの水に小さじ2杯の砂糖を混ぜて一度沸騰させ、中火に戻したものの中でゆでる。浮いてきたら200度のオーブンで28分。この生地、パンの時みたいにグルテンを鍛える必要あるのかよく分からなかったのだけど、多分こねすぎるとパリっと感が出ないのかな。
成形の仕方には、丸い生地に穴を開けて伸ばしていくのと、細長くしてつなげるのとがあるのだけれど、まずは簡単だという前者で作った。
真中の焦げてるのは焼き加減を見た時に鉄板から落っこちたやつ。焼き上がるまで救出できなかったのでこんな感じに。うちのオーブンでは200度28分ではいわゆるきつね色にはならなくて、火加減はもっと調整が必要。
味はプレッツェルのような乾パンのような感じで、かなり硬いけど、ほのかな塩味と、ゆで汁の砂糖と小麦本来の甘味が感じられて、素朴だけれどあと引く味だ。個人的には生地にも砂糖を入れてもう少し甘くしたいけど、それだと口淋しい時に食べたいあの味、みたいにはならない気がする(げんに、こんな時間なのに記事を書いてるだけで階下に置いてあるスーシュカ入りタッパーを開けに行きたくなっている)。
しかし、この絵のスーシュカは、私が作ったのより結構大きくない? 鯉登少尉の手と比較するに……。昼間焼いたものを食べたら、なんとなくパンっぽいものもあって、正式なスーシュカではない感がある。本場のを食べたことはないんだけど。
というわけで深夜に再チャレンジ。最初に作った300グラムじゃ足りなくなりそうだったという事情もある。ちなみに、今回は途中から細長い生地をわっかにする方法で作ったんだけど、途中までは穴あけ方式と比べてすごく美しくできるんだけど(当社比)、生地がかなり柔らかくてべとつくせいで、ゆでる時に手からうまく離れなかったり、入水した時に変形→固定化したりして、やっぱりあんまり綺麗にならなかった。元動画では形は味に対して影響ないということだったけれど、均一な太さだと火の通りやパリっと感が変わってくるし、なにより作り手の達成感に関わる。
不格好……。でもまあ、しばらくいいお茶請けができた。あとひく美味しさなので、食べ過ぎないようにしないと。今日はなんとなくロシア風にしたくて、夜ご飯もぺリメニを作って食べた。
ちなみに、今年はサルナシ(クッチ)の収穫もできた。サルナシは、私がまだゴールデンカムイにはまる前に、庭で収穫できる、雄雌の違いがない木を探していて見つけた。ゴールデンカムイの最初の方でサルナシが出てきて歓喜の声をあげたよね。最初はかなりたくさん実が付いたのに、風で鉢が倒れてはぼろぼろ実が落ちて、尻の穴が痒くなる程は食べられなかったのだけれど、ものすごく凝縮したキウイフルーツの味で甘酸っぱくて美味しい。
創作以外はアップしないようにしよう、と思っていたのだけれど、気が向いたので(スーシュカが予想以上に美味しかったので)記事にしてみた。
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