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note植物部 秋の定例報告

 こんにちは。植欲の秋ですね。

 一足先にnote植物部の部員№0001 はやぶささんが記事を書いてくれたので、私もマニア以外は誰得な植物記事を書いてみるよ!

 今年のあつはなつかった。いや本当に暑かったですね。我が家の植物たちは、夏は午前中外に出して、昼に取り込んで室内で過ごさせるというルーティーンを取っていたのだけれど、途中から「こりゃだめだ」とほぼ室内管理に。でも、室内も人間がいなくて冷房をかけてないと高温になるのよね。植物フリークの中には24時間サーキュレーター回しっぱなしという人もいるのだけど、私が植物を育てる理由の一つには「エコでありたい」というのがあるから、植物に無理をさせない範囲、かつ自宅環境からあまりに逸脱しない範囲で育てていきたいのです。
 そんなわけで夏の間多少成長が鈍ったり、ビカクはエラー葉が出たりしたんだけど(でもエラー葉は暑さのせいかわからんね)、このところ涼しくなって調子が上がってきました。


1 ビカクシダリドレイ

葉が前に出っ張っているので撮り方が難しい
全体像はこう。私の腕が邪魔だな。

 貯水葉(丸いキャベツのような葉のこと)が両面巻いて、ああ、これぞリドレイ、という葉姿になりました。はやぶささんのところにお嫁に行った子の兄弟株です。
 うちには彼らの兄弟がもう一つ板付けされているのだけど、そちらは胞子葉が「すしざんまい」の社長状態になってるのよね(二本の胞子葉が180度開いて、両手を広げたようになってる)。リドレイは子株のうちそうなりがちらしい。へー。

2 マウントルイス

 これは今年の夏にインスタの植友さんからもらったもの。もらったというか物々交換? マウントルイスというのはビカクシダの中で、オーストラリア(だっけ?)のマウントルイスという山で獲れた種類。ヒリーよりは少し幅が狭いうねうねの葉、深緑の葉が特徴で、こう、ワイルドな魅力があるのよね。私の中ではシティハンターの冴羽獠。
 この獠ちゃんも、それから同時に貰った極細選抜ヴィ―チーも、来てからずっとぐずついていて。自分の家で胞子培養して育てたビカクは、大きくなる過程でぐずつくことはあまりないのだけど(水遣りかげんを間違えて枯らす、蒸らすことはある)、買ったり貰ったりして、それまでの環境とは違うところに連れて来られた子は調子崩しやすいのかも。
 まだまだ赤ちゃんなので、大事に育てたいけど、あんまり大きくならないで欲しいけど、ルイスくんは大きくなるのよね……。

3 マダガスカリエンセ

 マダガスカリエンセは、リドレイの貯水葉よりさらに深い葉脈の皺が魅力のビカクシダである。
 実は胞子培養をずっとしてたんだけど、アオコにやられて、というのと、やっぱり暑さでタッパー内の気温やらなんやらがおかしくなったらしく、「こりゃあ胞子体が大きくなるまでいかねえんじゃねえか」ということで、急遽(?)メル狩りしたのであった。
 まだ葉脈の特徴は出てないけど、うっすらその片鱗は見せ始めていてかわちい。

4 セルソタツタ

 セルソタツタ、いいよね。
 でもこいつ、セルソなのか???
 「タツタ」と名前が付いているのは、ビカクシダを普及させたタツタ氏が開発に携わったからということで、他に「ペドロタツタ」とか「スコフィールドタツタ」なんかがあるんだけど、二、三年前、「セルソ」や「ペドロ」の子孫が(スコフィールドの方はちょっと聞いてないので知らない)、「タツタ氏は実は関わってない!」と言い出した。
 本当に関わっていなかったのか、関わっていなくても大事な友人だから共同で名前を付けたのか、権利や名誉、金の問題でそういうことを言い出すようになったのか、全然分かんない。本人は全員鬼籍なので。とにかく今は「セルソタツタ」とそのまま呼ぶ人と、「セルソ」とだけ呼ぶ人とが錯綜している株なのである。
 これはメルカリで買ったやつで、大きくなるとかなり分岐する美しい白い葉が出てくるはずなのだけど、うちの子はまだ二分岐の葉しか出してない。覚醒はいつになるのか。これでも大分大きくはなったんだけどね。

セルソ様の貯水葉。このなみなみがいいよね。

5 モンステラ タイコンストレーション

 要は斑入りモンステラです。家にいるとそんなに大きく見えないのだけど、写真に入りきらない。でかい。
 モンステラは一度普通のやつを園芸店で買ったのだけど、でかくなりすぎるわ、徒長気味だったりするわで愛が消えてしまい、一度いなくなってしまったのだった。
 それが、なんで欲しくなったかというと、例の植友ネットワークで「もう発根済のあるよ」という情報を知ったから。どうせ他の人に回るだろうと思ってたら、分けてくれることになり、なんとなく引き下がれなかったという裏事情もある。いやアロイド系? 芋系? 一個は欲しかったんだけどさ。
 どんどん生えてくる気根をどうすればいいの。
 あと、鉢を大きくしてあげたいけど、大きくしたらしただけ大きくなるよね。一体どうしたら。

6 ホヤ グラブラ

 みなさんお待ちかねのホヤですよ! はい可愛い。

みょみょーーん

 ホヤはワックスプランツと言われていて、ワックスを塗ったようにつやのある葉が特徴。グラブラはその中でも葉の大きさ(こんな葉のホヤ、あんまり見かけない)、葉脈の美しさで群を抜いている。(個人的な見解です)

 でさあ、ホヤ属、すごい面白いんだけど、先に裸の茎を出して、そこから根が出るのよ。で、更に待ってると、「しゃあないな」という感じで葉が出てくる。
 これ、根だけが出てる状態で茎を切って置いておくと葉が出るのかな。
 というか、根を先に出しておいて(しかも空中に)、この株は栄養をどこからどう摂取してこの根に栄養を回してるの?
 謎すぎる。
 そして、来年の赤ちゃん交換、このホヤはどうですか(唐突な私信)。ホヤの中の一つを押し付けようかと思ってるのだけど、お渡しするならグラブラか、今日は紹介しないけどもブビカリクスロイヤルハワイアンパープルがいいと思うの。

7 ホヤ セブンスター

 花が咲きそうなホヤを紹介。さっきのグラブラと比べると、葉のサイズの違いがお分かりいただけるであろう。はー、この映像でご飯食べられる。
 ホヤの魅力は、この蝋細工のような花にある。花座というものを形成し、毎年そこに花を咲かせるので、花座が出来たら、花が枯れても取ってはいけない。
 本当は開花を待って投稿したかったんだけど、この状態で三日ほど経っているので、開花したらつぶやくか、写真を足そうかしようと思う。

8 ステファニア エレクタ

 私は丸い芋型植物がやや苦手で、先代のステファニアはおしり半分を溶かしてしまった。「どうせ死んでしまうやろ」ということで、ちびを二体追加でメル狩りしたのだけど、そのうちの一個。
 ちっちゃい芋に、ちっちゃい葉をつけて可愛いね。
 なぜかうちのステちゃんはみんな八月ごろまで葉をつけない。本当は外においてあげたほうがいいんだろうけど、腐らせそうで、それなら成長いまいちでも室内におこうってことなのよね。
 ちなみに先代も、身体半分溶かしながらも生きていて、今年は葉を出してくれたが、根っこは生えてないっぽい。これからどうなるんだろう。萎んだところからまた根が生えるのかなあ。もう10月だから、ここから根っこが生えることはなさそうだし。
 ……って、え? 10月?? まだ全然クロウェシア達も葉がつきまくってるし、夏型塊根も元気だし。
 って、今年もあと三か月なの? やばい。誰か、ウィリンキーボゴールをメル狩りしようとする私の手を止めて!

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 今週はこんな感じで。

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