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ビカクシダ育成日記

 ずっとバタバタしていて、心が落ち着かない日々なのだけれど、noteでもなんでも、物を書かないではいられない病気なので簡単に日記もどきのものを。

 興味がない人には全然興味がないだろうし、こんな投稿見て喜ぶのは植物バカだけだと思うのだけれど、胞子培養したのが大きくなったので写真付きで報告してみる。

 これはPlatycerium ridleyi(リドレイ)という品種。私、無名のミニ謎ビカクを買ったすぐ後に、リドレイの胞子を買ったんだけど、我ながらアホな順番だった。
 通常は、無名ビカク→有名どころの親株→種類を増やす、までやって、ようやく胞子に手を出すらしいw しかも、見た目がかっこいいのと胞子が安価だったからと安易に選んだけど、リドレイはビカクシダの中でも気難しい方らしい。

 8月末に買った胞子は、サカタのタネのジフィー7という苗床用の土に植えていた。そこからさらに広げて植え替えて、タッパーという名の「セックス(前葉体が受精)するまで出られない部屋」に密閉していたのだけれど、二か月ほどたったのがこちら↓

もさもさの前葉体の中に、黄緑色のピンと立った葉があるのがお分かりだろうか。
それが前葉体の恋愛の結果、胞子体である。

 セックスしないと出られない部屋なんていう下品な喩えをしてしまったが、これ、第七官界彷徨で二郎が「苔の恋愛」と言っていたやつを実践したとも言える。苔の恋愛はいちずでまっすぐなのだ。これはシダ植物であって、苔じゃないけど。


 でも、このままでは栄養が足りなくて成長が鈍化するので、同じサカタのタネシリーズの育苗床に植え替え。一株?最大でも5ミリくらい。ピンセット久しぶりに使った。

 別アングル。じゃじゃーん。(ほんと、誰得な写真だ……)

 全部育つか分からないので、採れるだけ採って植えているのだけれど、すでにこういう大きめのタッパーが三つ出来てる……。

 私は何を目指しているんだろうね。


 ところで、植物オンリーのInstagramアカウントを作ったのだけれど、結局そこでも私はあんまりフォロワーと積極的にやり取りできないでいる。植物垢は結束が強いので、二十件以上コメントが来ているなんてざらなのに、私のpostではそっといいねを押し合うだけだ。私はTwitterでもnoteでもそんな感じ(だったん)だけど、なんか取っつきにくいオーラがあるのかな。気にしてはないけど。


 全然関係ないけど、最近、ようやくここまできたなあ、って色々なことについてしみじみ思う。今思えば、たったこれだけのことが、以前の私にはひどくむつかしかった。

 この培養も三か月ごしだし、関係なくないか。今の胞子体の葉は前葉体よりはマシだけど半透明で頼りなくて、「ようやくここまでき」ても、まだまだ先は長いのだけれどね。

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紅茶と蜂蜜
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