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【バックパッカー中毒に注意する】

今日は『バックパッカー中毒に注意する』
についてお伝えしていきます。

「バックパッカー」とは
低予算で国外を個人旅行する
旅行者のことです。

バックパック(リュックサック)を
背負って移動する者が
多いことが起因しています。


「バックパッカー中毒」と聞くと

「バックパッカーを愚弄するひどい野郎だ」

「バックパッカーをナメテやがる」

「バックパッカーに謝れ」

etc
とお怒りの声が飛び交いそうです。


私は「バックパッカー」を
冒涜しているのではありません。

未知の世界を探索する事で
新しい発見や出会いがあり
良い刺激になります。


今回提起したい主旨は
特定の物事に依存してのめり込み
現実逃避に陥ってしまう状況を
回避していく事です。


「バックパッカー」は

「アルコール」

「ゲーム」

「麻薬」

etc

とは違ってどちらかと言えば
心身を共に向上させる
ポジティブな印象があります。

健全志向ゆえに
客観的に観察しなければ
ネガティブ中毒以上に
泥沼化する可能性があります。


私自身
「バックパッカー」ではないですが
「自分探し」の旅をしようと
迷走していた時期があります。


「自分は一体何をしたいのだろうか」

「自分は何者でどういう影響を与えたいのだろうか」

「自分が本当に成し遂げたい事は何だろうか」

etc


哲学者のように
自問自答していました。

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あるいは

「3年後の自分は肉体・感情・精神・経済
 それぞれの分野でどう進化しているか」


「30年後の日本は愛と希望に満ち溢れ
 神々しい光を放つ大和国家になっているか」


「500年後の宇宙は自然界と一体化するような
 無限のエネルギーが降り注ぐ空間になっているか」

etc


かなりズームアウトして
あれこれ想像&妄想しています。

自分の内側やあり方を
見つめる事は大切です。

自分達の子孫に胸を張って
継承していけるような
壮大なビジョンがないと
意味がないのではないかと。


一見するとカッコ良く
本質を探究している
ように思えます。

ところが、ここが落とし穴です。


なぜなら
「自分探し」という目的が
極端に大きくなり過ぎて
果てしなく遠いからです。

リミットを外して大局観で
俯瞰していく事は必要であり
熟考していく事です。


現実社会に具体的かつ
五感に落とし込んで
実現していかないと
誇大妄想になります。

頭の中でめいいっぱい想像して
実際に行動しない状態が
永遠に続いてしまいます。


妄想し実現した気分に浸るので
まさに中毒状態です。

つまり、「現実逃避」です。

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但し「欲しいモノ」に対しては
妄想して実現しなくても
構わないです。

「欲しいモノ」は
「浪費」を喚起する
悪魔の誘惑です。


「欲しいモノ」は
手に入った瞬間に
要らなくなります。

非情に面白い現象です。


例えば
子供の「欲しいモノ」で

「おもちゃ」

「ゲーム」

「マンガ」

etc

大体は周囲が持っているから
欲しくなる事が動機です。


子供に駄々をこねられて
「欲しいモノ」を
買ってあげたとします。

一定期間は満足しますが
時間の経過と共に
興味関心が薄れていきます。

すると次から次へと
また別の「欲しいモノ」を
要求してきます。

恥ずかしい事実ですが
私がそうでした(笑)。


大人も全く同じです。

「高級ブランド品」

「高級外車」

「高級腕時計」

「豪華な食事や旅行」

etc

キリがないです。


「欲しいモノ」への執着が凄まじく
入手した瞬間に新たな欲望が
芽生えていくのです。

「欲しいモノ」は手に入れないか
適度に焦らして時間をかけて
最終的に購入するかどうかを
見極めるくらいが丁度良いです。


話を戻します。

「目的探し」の旅は
やり過ぎ無い事です。


大まかな
「目標」

「テーマ」

を見つけたら
小さくテストしていく事です。


他者からすれば
当たり前と思われるような
極々小さな事でも
構わないです。

あくまで自分で実践して
結果に至るまでの過程を
確認出来れば良いのです。


それでも実行出来ない場合は

「完璧主義に陥っている」

「恐怖を捏造し自己防衛している」

「行動出来る環境が整っていない」


殆ど上記のような理由です。

悪く言えば
「作話」「言い訳」です。


「目的探し」中毒を
回避するアプローチとして
下記の3つです。

1.断捨離する
2.未完了の事を終わらせる
3.小さな目標を立てて1歩を踏み出す


1.断捨離する

  一切使わなくなった不用品や
  欲しいモノに対する執着心を
  手放して処理していきます。

  視界に入ると集中力を削がれるので
  部屋には置かず必要最低限に留めます。

  余計な情報やモノコトによって
  行動する選択肢が増えて
  決断に時間がかかってしまいます。

  全ては「Simple is Best」です。

2.未完了の事を終わらせる

  作業やタスクで未完成の部分があると
  そこに意志力が奪われていきます。

  いくら計画や目標を立てても
  一瞬でも頭に過れば氣が散ります。

  ダラダラしても完了しないので
  タイマー等を使って
  制限時間を設けます。

  「やる」以上に「終わらせる」です。

3.小さな目標を立てて1歩を踏み出す

  現実的にアクション出来る事を
  書き出してその場で始めます。

  バカバカしいと思える位の
  最小単位を設定して
  達成感を味わいます。

  5行だけ記事を書いてみる
  3分間音声を収録してみる等
  些細な行動で良いのです。

  素振りが出来もしないのに
  ホームランが打てる訳がありません。


3つのアプローチは

「完璧主義」

「恐怖捏造の自己防衛」

「行動出来ない環境デザイン」

の「作話」「言い訳」を
除去してくれます。


「完璧主義」の背景として
「失敗したくない」信念が
根強くあります。

そもそも最初から
想像&計画した通りに
全て完璧に実現する事は
無きに等しいです。


出会った瞬間にひと目惚れして
恋に落ちる事もあり得る
かもしれませんが
1%未満でしょう。

百発百中を狙い過ぎです。


野球で10割打者はいません。

イチローさんも
現役時代は3割台です。

それでも偉大な記録です。

ビジネスでも
10回の内2~3回当たれば
超ラッキーと思う位で十分です。


「恐怖」も相手や周囲に
怯えているのではなく

実際は
「自分が傷つきたくない」

「自分が可愛いので自分を守りたい」

自己防衛しているだけです。

他者に「恐怖」を方向変換して
強引にでっち上げています。


「自分を傷つけているから悲しいです」

「自分を責めているから辛いです」

と言っているのも作話です。


自分が傷つく体験をしていません。

自分が傷ついて苦しむ事で
相手の痛みや悲しみが
感じ取れるようになります。


良質の環境下では
自動的に行動する習慣が
自然と身に付きます。

誘惑を助長する状況では
注意散漫になって
目標に向かって
進む事が出来ません。

整理整頓された部屋では
邪心が消えて
心が落ち着きます。

環境に責任転嫁するのではなく
集中力が高まる環境を
自分で設計する事です。


「自分探し」「目的探し」中毒に
ハマり過ぎないよう
程々に目標を設定して
色々アクションする事です。

未来を見据えて
大きな地図を描きつつ
現実的に行動していく
バランスを保ちましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの
「自分探し」中毒に
陥った経験を
教えてください。

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