【悩みは人生における最幸のギフト(贈り物)】
今日は
『悩みは人生における最幸のギフト(贈り物)』
についてお伝えしていきます。
私の人生で大きな影響を
与えてくださった
2人の恩師の1人である
「堀江信宏」師匠の教えです。
コーチングや人生のあり方を
深く伝授してくださった
偉大な師です。
3年前に悪性リンパ腫の再発で
ご逝去されました。
最後まで他者を想う生き方を
大切にされておられました。
恩師の遺志を伝播していくためにも
日々進化あるのみです。
悩みがあることは
悪いことなのでしょうか?
人生長い目でみると悩みや問題と
向き合っていることが殆どです。
世の中は悩みや問題があるからこそ
思考し対処するようになっています。
私も過去に色々な
悩みや問題を抱えていました。
現在もまだまだあります。
もし悩みがなかったら
どうでしょうか?
ストレスフリーで快適に
過ごせているでしょうか?
よく言われる例え話に
暖かい南の島でのんびり
満喫するがあります。
実際に体験した方が
口をそろえて仰ることは
「飽きる」です。
最初のうちは良いかもしれないです。
しかし、数ヵ月もすると
やることが何もない日々が辛くなり
結局自分の国に戻るそうです。
人間は何もすることがなく
退屈になってしまうことが
最大の問題点なのです。
問題がないことが問題であるという
逆説的な事実にぶち当たります。
毎日の中で嬉しいこと悲しいこと含め
やりがい、生きがいを感じたり
満足感、充足感を得たりすると
面白くて楽しいと思えるのです。
バートランド・ラッセル 「幸福の征服」
道徳を云々する者にとっては
退屈こそひとつの重要問題である。
というのは、人類の罪悪の少なくとも半分は
退屈を恐れるあまり犯されるものであるから。
ウィリアム・シェイクスピア『ヘンリー六世』
毎日が休日だったら
遊びも仕事と同じように
退屈なものになるだろう。
世界の著名人も退屈こそが
人生を狂わせると仰っています。
悩みや問題を歓迎しています。
悩みは天から与えられた
天命・使命であり
最幸のギフト(贈り物)と
捉えています。
過去に起こった出来事は
変えられないですが
解釈はいくらでも変えられます。
私は10年以上前に鍼灸整骨院を
開業したものの経営が上手くいかず
閉院しました。
結果だけで見ると大失敗です。
しかし、リアル店舗の経営
人財育成、財務等をどうすれば
継続できるかを学んだので
貴重な良い体験となりました。
店舗を潰した痕跡は痛手です。
その分資金繰りから運営に至るまで
現場であくせくしながら悩んだことは
私にとって今に至るギフトです。
安定性や確実性が絶対的なものであり
全て完璧に整う必要があると思い込むと
不安や恐怖に陥る可能性は高いでしょう。
未知の恐怖に怯えたところで
悩みや問題は解決しないです。
怯えることで毛繕いをして
同情してもらえる
仲間を作りたければ
それでも構わないと思います。
他人のせい、会社のせい
環境のせい、社会のせい...
自分は悲劇のヒロインで
問題点や落ち度は全くない。
全て周囲が変わってくれたら
悩みや問題は解決するはず。
責任転嫁して逃げまくる。
当事者意識がないと無意識に
他者や周りを攻撃します。
自分自身の本当の問題は見過ごして
全く関係のない他者の問題に踏むこむ。
不思議な現象ですね。
悩みや問題は
自分を成長させてくれる「ギフト」
として捉える方もいれば
自分に厄介ごとをもたらす「災難」
と捉える方もおられます。
悩みや問題に対して
ネガティブな印象を持っていると
自己防衛が発動するのでしょう。
特に人間関係においては
その傾向が強いです。
人生の悩みや問題は9割以上が
人間関係に行き着きます。
自分を悩ませる人や
自分を不快な思いにさせる人は
今まで自分で気付いていなかった
新しい価値観や発見を
教えてくれている
可能性が十分にあります。
管理職時代に年上の部下との関係性で
行き詰まっていたことがあります。
私の価値観とは全く真逆の価値観で
オペレーションを巡って何度か
衝突を繰り返しました。
私は自由奔放に伸び伸びとしたい。
彼は全てコントロールして管理したい。
私の主張と彼の主張が
真っ向から対立し他の部下に
悪い影響も及ぼしました。
もしこの年上部下との
悩み・問題がなければ
人財育成について考えることが
なかったかもしれません。
年上部下が主張していたことは
実は私の「シャドー」だと
痛感しています。
自由でいたいと思いながら心底では
年上部下をコントロールしようと
躍起になっていたのです。
「他人は自分を映す鏡」であるように
彼は私の心が映し出した姿なのです。
相手にベクトルが向いている時は
自分の心の状態が乱れています。
であれば自分が変化して相手に
良い影響を与えたほうが早いです。
長期的な視点で見れば
大いに苦しんで悩んだことが
人生のターニングポイントに
なるのはよくあることです。
何も問題が起こらないお花畑状態より
健康面、人間関係面、経済面等で
悩みもがいたほうが実りはあります。
悩みは最幸のギフト(贈り物)として
日々磨いていきましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。