心の病、鬱について

鬱、パニック症候群、心の病気は多くあるのだが、実際僕が体験した鬱について書こうと思います。

僕は以前より鬱であったり、心の病気について関心がなかった。
というのも、自分自身そんな病気とは程遠い性格、小さいことを気にしない性格だったからです。

よく、やる気がでないとか生きているのが辛いとかそんな事を言う人は本人に原因があって、弱い人が言い訳にしているだけだと思っていた。
大人なんだから自分で何とかしろよみたいな感じで思ってました。

そんな僕が失恋で鬱になって本当に生活スタイルがかわったというか、無気力で生きていく上での楽しみ、充実を全く感じなくなって、仕事に対してもやる気が出なくて、笑える事もできなくなって引きこもる事が多くなってしまった。

以前の僕は、仕事が好きだったし、仕事での充実感、達成感を感じていたし、休みの日は部屋で過ごすことはなく、ほとんど外に出かけていたし、誰かと話すといつも笑っていた、クラスでいうところのモテないけど、周りに人が集まってくるような、やる時はやるけど、ふざけてよく話すうるさい方のタイプの人間だった。

今はどちらかというと、仕事をするのが嫌というか生きるために仕方なくしてる、休みはずっと家でテレビやYouTubeを見るわけでもなくつけて、ソファーで何もしないでダラダラ、人と話すのも気が進まないから人と会いたくないし、毎日が全く面白くない、いつ笑ったのかもわからないくらい、、
生きているけど気持ちがない、心がない感じで過ごしています。

まず、僕がなった鬱について話します。

いくつか原因があって、
まず、失恋して彼女と会う事がなくなった事で、日々の生活リズムが変わってしまった。それまではほぼ毎日彼女と会っていました、もちろん休みの日も、趣味が彼女と遊ぶこと、彼女と過ごす事、それ以外は仕事みたいな生活を９年ほどしていました。
なので急にはそのリズムを変えることが中々難しかった。
要はやる事がない、日々の生活に喜びを感じれなくなってしまった、僕が彼女に依存していたんだと思います。

もう一つが大きくてこの事が僕を中々以前に戻してくれない原因だった。
それは彼女に対して時間を無駄にさせてしまったとか彼女をずっと苦しめていたとか、今僕が想っているよりもずっと辛い思いをさせていたというように彼女に対しての申し訳ないという思いが自分を追い込んでいたんです。
毎日、毎日自分を責め続けた、自分が悪いんだと思うようになってからは自分はいない方がいいし、死んだ方がいいとも思ってしましました。

心の病気は自分でつくる、、カウンセリングで言われました。
先生には考え方を変えないと一度ひどくなったらもとに戻るのには何年も時間がかかるよと言われました。
その考え方は、

「あなたと付き合っている期間彼女もあなたも大きな病気も事故もなく健康で過ごしていたんですよね、
それは二人が出会って付き合ったから健康でいれたんですよ、付き合っていなかったらどちらかが病気や事故で死んでいたかもしれないですよね、
その期間二人が健康でいれたのは出会っていたからですよ。
出会って付き合った事がよくて、守ってくれたんですよ。
だからそれだけでもあなたも彼女もいい事をしたんですよ。
そういう風に思いましょう。」
と言われました。

そこからすぐには抜け出せなかったけれど、その言葉に少し救われたし、そんな考え方をしたら全く彼女に悪いなっていう気持ちはなくならないけど、少しは彼女の役に立てていたんだな
って思うようになって少しずつマシになってきて、生きていることに絶望しなくなってきました。

よく、失恋の辛さは他の事、仕事や趣味、また友達や新しい恋人に没頭して忘れましょうと言われるけど、僕はそれが出来なかった。
他の事に没頭しようとすればするほど、彼女の事を思い出して、気持ちが落ち込む様になってました。
ほとんどの理由が彼女に時間を無駄にさせてしまったという意識からだった。
本当はもっと早くから別れようと思っていただろうなぁとか仲は良かったので中々情が邪魔して別れを告げれなくて悩んでいただろうなとか、、

時間が解決してくれるって言うけど
「それっていつ❓」

時間が経つほど、悪いなっていう思いは大きくなっていた。
自分が彼女に対して辛い思いをさせていた事が今度は自分にかえって来てると思ってずっと我慢したし、辛い思いも沢山したし、何か償いにでもなればと思ってお金を送った事もあった。

でもその全ては自己満足で、彼女に対して僕がしてる事でさえ迷惑な事だとだんだん思う様になってきて、彼女の事を思うなら何もしない、それが彼女にとって幸せであり僕が彼女にしてあげられる事なんだと思った。

カウンセリングに通う様になってから、少しずつだけど、辛いのは自分だけじゃ無い事が分かったし、どんな人も生きていれば辛い事があって、僕の様に鬱になってしまう事があるだろう。
その時にどうやって立ち直っていくか、決して自分だけの力では立ち直れない時、周りの友人、自分を思ってくれる人が助けてくれる。
実際僕も周りの人に助けてもらう事が多かったし、周りに迷惑かけたく無いから自分でカウンセリングに通った。

第三者に心のうちをさらけ出す事で、気持ちが楽になる事ができた。

忘れる事はないけど、自分は彼女に幸せと喜びを届けれていたし、その期間彼女もきっと楽しく過ごしていてくれたと思う事で鬱という病気から少しでも早く抜け出されたらいいなって思います。

同じ様な気持ちで苦しんでいる人がいたら、周りを見て、我慢しなくていいから、思いを相談してほしい、
耳を傾けてくれる人はいるから、、

何より、明るい笑顔の自分が一番素敵だから、自分の事を好きになって、頑張って前に進んでほしい。
僕も進んでいくから！