食品を粗末にしない #未来のためにできること
食品ロス削減の持ち帰り容器
初めて入った飲食店で少し困ったことがあった。
思ったより量が多かったのだ。メニュー写真でご飯の量を把握できなかった。
でも残すことはできなくて、その時はなんとか食べきった。
小学生の時、「米」の漢字からお米ができるまでには八十八回手間暇かけてつくられている。
だから最後の一粒まで大切に食べましょう。と教えられた。
そのことが頭に強く残っていて、今でも茶碗にご飯粒を一粒も残さずに食べている。
作ってもらったものを、残したり、無駄にすることはできない性分なのだ。
頼んだものがテーブルに届いて、食べきれるか不安な時、持ち帰り容器があればと思う時がある。
アメリカや中国では、ドギーバッグなどと呼ばれ、普及しているらしい。
日本の飲食店でも増えてきてはいるが、自分の行った店舗が対象かどうかは、ぱっと見ただけではわからない。
地元新聞に、持ち帰り容器の協力店を募る記事が載っていたが、ほぼすべての飲食店に広がってほしいと思う。
お客さんが容器持参なら、少し値引きがあってもいい。
コストの面や容器を用意する店側の手間、衛生面など課題は多々あると思うが、食品ロスは本当にもったいないし、農家の方に申し訳ない。
規格外の野菜や果物も、いくらでも美味しくなる。
飲食店のプロの手なら、なおさらだろう。
安く卸せるところが多くなれば、物価高で困るお店側の助けにならないだろうか。
‟もったいない”の日本語が話題になったのだから、未来のために毎日食べる食品について、敏感であり続けたい。