![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139916838/rectangle_large_type_2_21b2e7c3b35f4e0b42da823cb569457b.png?width=1200)
エッセイ#1「付箋まみれの本」
「付箋まみれの本」
私は本を読む時、小説でも、エッセイでも、漫画でも、付箋を貼りつけながら、読み進めている。
どんな時に付箋を貼っているのかというと、自分の中で「素敵な言葉だな〜〜〜」「このセリフ好き!」という言葉の近くに、付箋をペタペタ貼り付けている。
なので、心惹かれる言葉が多い本は、付箋まみれの本が出来上がる。
付箋まみれの本は、名言が多い素敵な本だと思っている。人に本を紹介する時も、付箋の量をみて選ぶことが多い。
一度、付箋まみれの本を整理しようと思い、ノートに付箋をつけた文章をすべて書き出したことがあった。
根気のいる作業だったが、自分はどんな言葉に心惹かれているのか、自己分析につながる。ノートを眺めていると、意外と似ている言葉ばかりに付箋を貼っていたり、自分の傾向が見えてくるのも面白い。
本は、ストーリーを楽しんだり、知識を得るだけではなく、自分のことを知るヒントが隠れている。
本を読んでいる自分が、今どんなことを考えているのか、どんな言葉に惹かれているのか、どんな方向に進みたいのか、道しるべになってくれる。
本との出会いをこれからも楽しみたい。
------
音声でも楽しみたい方へ(stand.fm)