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ESC Vol.1:日々の暮らしを彩る手しごと
エモーショナルショッピングクラブ(Emotional Shopping Club:略称ESC=エモいお買い物体験を共有し合うクラブ活動)の第1回は、クラブメンバーのオツナよりコンポート皿のご紹介です。
Members Introduction:
クラブメンバー01:オツナ(28歳女性)とある企業のPR担当。
身の回りにモノが溢れていると落ち着かないミニマリスト気質。ゆえに
シンプルなデザインのアイテムや機能美を追求したモノを買う傾向あり。
これから毎回キューレーターとしてクラブメンバーが順番にお買い物体験をお話していきますので、お楽しみに!
それでは早速いってみましょう。
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コンポート皿
オツナ:こんにちは、オツナです。インテリアとかキッチン用品とか、暮らしにフィットする”道具”を探すのが趣味です。よろしくお願いします!
チャーリー:さあさあ、記念すべき第一回ですね。今回のアイテムはなんですか?
オツナ:今回はこちらのコンポート皿です!

マッキー:コンポート皿ってなんですか…?
オツナ:こういう脚がついているお皿のことをコンポート皿というんです。よくカフェとかで、フルーツとかお菓子載せたりして使われているお皿なんです。
チャーリー:ああ、カフェで切り分けたケーキが載っているお皿ですね。それは自宅用に?
オツナ:はい、自宅用に買いました。カフェのような家を作りたいっていう私の目標があるんですけど、このお皿にずっと憧れてて。
チャーリー:カフェのような家!!
オツナ:それでちょこちょこモノを買い集めているんです。少し前はお菓子入れるようなショーケースを買ったりしてたんですけど、その新たなアイテムとして買いました。ショーケースのほうは理想のものが比較的安く手に入ったんですけど、これはなかなかお店になくて。
チャーリー:なるほど、では理想を求めて探しまわったんですね?
オツナ:はい。もともと陶器が好きで、好きな作家さんも何人かいるんですけど、その方たちはこういうお皿を作ってなくて。だから、ほんとに一から検索で探して見つけました。
モノに出会うまで
オキク:陶器市とかで売ってたの?
オツナ: いや、これは偶然展示があったんですよ!検索でみかけていいなと思った作家さんのインスタをフォローしたら、ちょうどその日から展示やりますって出てて、これは行かねばと思って。ミッドタウン六本木の展示で買ってきたんです。超偶然でした。ちなみに、直井 真奈美さんという作家さんです。
オキク:じゃ思い立って、これを見るためにその場に行ったと。いいですね。
オツナ: はい!作家さんの手作りなので、同じコンポート皿でも、サイズ感や高さとかそれぞれ違うんですよ。だから直接みたくて。手作りだからこその「ゆれ」を!
オキク:それで一目ぼれしたんですね。
比較した3つのモノたち
オツナ: ですね。でもこれを購入するまでには3つ比較したものがありました。ちょっと見てほしいんですけど、1つは「北欧暮らしの道具店」さんのオリジナル商品です。
・北欧暮らしの道具店「ちいさな憧れを日常に」
チャーリー: あ、木なんだ。
オツナ:そうです、そこなんです!木製は、今回の私が求めてるイメージとは少し違いました。ぬくもりティ溢れすぎちゃうから。
マッキー:ぬくもりティ(笑)
ナナセ: もうちょっと冷たい感じのがよかったんだ。
オツナ: はい、もうちょっとシンプルなのがよかった。北欧暮らしの道具店さんはその名の通り、北欧の暮らしにフォーカスしていてほっこり系が多くて好きなんですけど、私はそれよりもすっきりした暮らしをやりたいなと思っていて。
チャーリー: なるほど、評価基準が明快。
オツナ: なので今回は選びませんでした。その次は、これも日本の作家さんなんですけど。
・古谷製陶所「コンポート皿」
ナナセ:古谷さんという作家さん?ちょっとクラフトな感じがしますね。
オツナ: はい、そうですね、作風の違いもありますが、古谷さんと直井さんは作り方が少し違ってて。ちょっと細かい話になりますが。
ナナセ:いいじゃないですか。これ、素材は何?
オツナ: どちらも一緒で、土を焼いている陶器なんです。で、直井さんのは裏返すとわかるんですけど、天面と脚のパーツを別でつくってそれをくっつけてるんですよ。
ナナセ:一体で作ってないんだ!
オツナ:そうです。なので、古谷さんと違うのは、軸の細さです。これはパーツを別につくることによって実現できているところなんです。
チャーリー:あぁ、そうか。古谷さんのくびれは、一体だからから太いんだね!いいですね、こういうこだわり。ぞくぞくします。
オツナ:天面についても、古谷さんのはちょっと内側に凹みがあるので、フルーツとかを載せるのには適しているんですけど、私は平らなやつが欲しくて。
シュウ:ディテールにこだわってるんですね……なるほど、これは土台のデザインも天面のフラットさも、希望にかなうものなんですね。

オツナ:そうなんです!天面のフラットさを叶えてくれるものあまりなかったんですよね。木製ならけっこうあるんですけど、私は木製じゃないものを探していたので……。
チャーリー:最高ですよ!最後に検討したお皿のお店の名前はなんですか?
オツナ:マルミツポテリさんです。これはとても理想に近いんですけど、磁器なので艶っぽさが少し違った点です。バロック調的というか、フランスよりな感じというか。
・マルミツポテリ「シェーナ 9.5”コンポート」
チャーリー:なるほど、そういうふうに選び抜かれたわけだ。
暮らしになじむ佇まい
シュウ:ちなみに、家では何に使ってるんですか?
オツナ:日常的には、コーヒーによく合う焼き菓子のロータスを真ん中に置いていたりします。
チャーリー:ロータス美味しいよね!そういえば、陶器と磁器の違いって、何ですか?
シュウ:原材料と焼く温度が違うんですよね。
オツナ:はい、ざっくりいうと陶器は土から、磁器は石からできています。陶器の方が見た目的につやっとした感じの仕上がりになるんです。
マッキー:そうなんだ。じゃ部屋のインテリアや、色に合わせたりとか?
オツナ:はい、冒頭のすっきりした暮らしを目指して。もともと木目なものは多いので、ここは白がいいなと思って白で探しました。
シュウ:そこはあえて、木で合わせなかったってことですよね?
オツナ:はい、周りが木製なので際立たせたいなと。それに普段はガラスのドームを被せてるんですが、それに合わせたときに相性いいものを、と。
シュウ:ガラスのドーム?
オツナ:これです!これもまた偶然で、ドームを先に友達からギフトでいただいたんですよ。
マッキー:そこだけ!(笑)
オツナ:ドームと平皿っていう使い方もあるんですよ。それで最初は自宅のお皿につけて使ってたんです。でも、もともとコンポート皿が欲しかったのもあって、先に上をもらったからついに下を買う時が来たか!と思って。笑
マッキー:エピソード的に面白い(笑)、じゃフィットするサイズ感なんだ、お互い。
オツナ:そうなんです!ドーム直径を測っていったときにこれがベストだったっていう感じです。それをお店でも話したら、店員さんがお皿の直径を測ってくれました。笑 そうして出会いに出会った感じです。
チャーリー:偶然が重なってるんだ……それにしても、事前の確認も大事だよね。買ったら、ドーム入んない、じゃ困るし。
オツナ:それもあって、くぼみがあったり段差があるのはちょっと怖いなと思ったんですよね。直径は合ってるけどドームがはまらないってなるのは……。だからフラットなやつが欲しかったというのも理由の一つです。

チャーリー:これは実にいい。エモーショナルっぽい。足のくびれの部分と上の部分、別パーツでなりたつのがエモいポイント(エモP)。
オツナ:そうなんです、脚のデザインがかわいいんですよね!そこに、エモPが。(笑)
マッキー:サイズ感も気にしました?
オツナ:直径は必須確認でしたが、あと高さも気になってて。
マッキー:高さ!
オツナ:棚の上に置く想定だったので、あんまり高すぎると全体としてバランスが合わない。棚の上でちょうどいい存在感を放つものがいいなと…笑
チャーリー:今回、初回から上級者が来ましたね(笑)
マッキー:それで結局どこに置いてるんですか?
オツナ:お皿をしまってる食器棚の上です。↓こんな感じです!
マッキー:具体的なリサーチに基づいてるんですね。いつ買ったんですか?
オツナ:買ったのは2020年11月の下旬です。
マッキー:わりと最近だった(笑)
オツナ:ずっと悩んではいたんです。一時期理想のものがないから諦めてて、でもドームがやってきたからもう一回探してみようと思って、本気を出したんです。最初は3,000円くらいであればいいなと思ったんですけど、予算もあげました。
チャーリー:これはどれくらい?
オツナ:7〜8,000円くらいです。お皿としては高いんですけど、個展とかは開催頻度も高くないし、ので、今しかない!という感じで。
ナナセ:確かに、「これ逃したら……」みたいなのありますね。
チャーリー:食卓のセンターとかに普通にあっても良さそうだし。真ん中にフルーツ盛ってたまに食べるとか(笑)。
マッキー:(笑)、次狙ってる食器も、あるんですか?
オツナ:次はグラタン皿が欲しいなと思ってます。オーバルの、ちゃんと取手のあるかわいい感じがいいなあと!
ナナセ:幅によっても結構変わるよね。
チャーリー:グラタン皿もいいですね。今後のお買い物欲の話ができたところで、今回はここまでとしますね。
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さてさて、今回のESCはいかがでしたか?
ESCは(頑張らない程度に頑張って)月2回程のトークを届けする予定です。
このnoteが僅かでもこのあなたの心のストレッチになればと願っています。
お買い物に纏わる一喜一憂の気分全てを楽しんで!
Let's Emotional Shopping 🎉
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