コメントされにくい女が思う、仕事がデキる人とモテる人の共通点とは
周りのメンバーに比べて、どうも私はコメントされにくいタイプらしい。
ビジネスであれコミュニティでの活動であれ、細かすぎるマニュアルがあると萎えるし、自分で考えて動ける権限を与えられる方が、俄然やる気が出る。だから、ざっくりとした指示をもらい、確認したいことはこちらから質問して、それに答えてもらえればOK。
どちらかと言えば、「鶴の恩返し」のように、できれば途中経過は見せたくない性分だと言った方が正しいかもしれない。もちろん、必要なことに関しての報告や相談はするけれど。
いちいち言ってもらわないと不安なタイプではないので、良くも悪くも放置されがちなんだと思う。
そんな私だけれど、自分は所属組織にどのくらい貢献できているのかについては、常に高い関心がある。
かつて所属していた某コミュニティにて、自分はどのくらい役に立っているのか、ホントのところが知りたくて、リーダーに直接、個別に尋ねたことがあった。
すると、リーダーから
「ゴチャゴチャ言わなくてもできると思っているから、何も言わないだけ。手取り足取りして言ってあげないとできない人には、言いすぎにならない程度に言うけど」
と返され、
「そんなんじゃわからへんから、ちゃんと聞きたい」
と食い下がる私に、
「そんなに心配されたい? 安心して任される方が嬉しいでしょ?」
と、リーダー。
いや、別に私は心配されたいんじゃないねん。
そうじゃなくって、例えるならば、妻や恋人の手料理を「黙って食べてたらおいしいってことやん?」的な態度で、何も言わへんのと同じやと思うねん! それって、さすがにちょっと愛想なさすぎひん?
と心の中でブツブツ言いながらも、それ以上言っても噛み合わなさそうだったので、私は言葉を飲み込んだ。
人からあまり何も言ってもらえない時って、一般的には2種類ある。
1つは、先述のリーダーの言葉のように、「任せる。好きにしていいから」と良い意味で放任されているパターン。もう1つは、「コイツには言っても無駄だから、ゴチャゴチャ言わない」とさじを投げられているパターン。
あまりに何も言われなさすぎると、いくら普段は楽観的な私でも、もしかして後者のパターンなのかと不安になることもある。
ちょっとした温度差や誤解、すれ違いなんて誰にでもあるからこそ、「言わんでもわかるやろ」じゃなく、「折に触れて、わざわざ言う」コミュニケーションも大事やと私は思う。
毎回じゃないところが肝なんやけどね。
絶賛レベルの出来や、ダメ出しせざるを得ないレベルでなくても、時々は「ちゃんと見てくれてるんやな」と感じられるコメントが欲しい。
人は意味のないこと、何の役に立っているのかわからないことに対して、何も感じず黙々と行動し続けられるほど強くはないから。
仕事なら部下やチームメンバーを、恋愛なら恋人を不安にさせないよう、この声かけのタイミングと言葉選びがうまい人こそが仕事がデキる人、ひいてはモテる人なんだ、と私は思う。
これまで所属してきた職場やコミュニティでお世話になった方とのやり取りを振り返ると、「この人がいるとがんばれる!」と私が感じたのは、要所要所で絶妙な声掛けをしてくれる人だった。
私もそうなれるよう、今さらながら地道に目指していこう。
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