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豊かなのに満たされない時の特徴とその対処方法

お金もあって、時間もあって、人間関係もまぁ無難で、何か没頭できることがあるのに、何故か満たされないと感じる人はいないだろうか?
私は、大学を首席で卒業した30代のリケジョであるが、企業で勤めてもどこか満たされなかった。

仕事は好きであるし、やりがいと感じていた。次々とこれまでやったことなかったことに取り組み、成果を出し、会社に、社会に貢献できていると感じられた。しかし、熱中できて好きなことを仕事にしても満たされなかった。

学生の頃は、社会人になると、学生の時よりもどんどん満たされていくのだと思っていた。だけれども、その期待は裏切られた。お金を稼いで物質的には豊かになり、好きなところに住めて、好きなものを食べても、どこか満たされなかった。

満たされない時の特徴は、とにかく何かをするということだ
ぼーっとすることができない。例えば、外出する時は常に音楽を聞く。
電車に乗ると、人も多いしうるさいので、ストレスを減らすための保身から始まったその習行動は、いつしか習慣となった。また、何かと口を動かす。ガムを食べたり、誰かと話したりする。直接話さずとも、連絡してチャットしたり、リアルタイムに相手の都合がつかなければ、多くの美しい写真や好きなものを見て自分を癒す。充分に発散できなかった時は、寝言として出る。寝ている間に口が勝手に動く。

とにかく、落ち着かない。何もしないという時がない。

満たされるためには、将来こうなりたりたいと希望に夢を膨らませて、毎日コツコツ勉強することではない。TOEICで高得点取ることでもない。むしろ、何か理想のためにする行動は、自分を束縛し更に満たされない方向に向かわせる。何かを生み出したとしても、それは病的で病んでいる。病んでいる創作物は、同じく病んでいる人を引き寄せて、社会的にステータスを得たり、お金を稼ぐことがある。しかし、当の本人の渇きはいつまでも満たされない。

満たされるためには、現状の自分でオッケーと思うことである。しかし、サラリーマンをしていると、常に新しい目標をかかげられ、否応なくも自分を奮い立たせることとなる。

サラリーマンの中でも、イキイキしている人がいる。子供のように無邪気で、利発で周囲からも好かれる。そのような人は、何もしない時間、ひとりの時間を持っている。日々の生活の中で多くの気づきを得ている。

私は、社会人となってもどこか満たされなかったが、それは常に何かにこたえていたからだった。また、現状に満足せず、手当たり次第にできることをやった。器用貧乏とはよく言ったもので、色々なことができるようになったが、過去や未来の不安から、頭や身体が静かでなかった。

充分に休息して、身体を空っぽにすること。湧いてくる思考は手放して、頭も空っぽにすること。すると、本当にやりたかったことが見つかり、今自分がやりたいことを、自分の今の能力でやり始め、満たされる。

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