お金に対する心のあり方についての本
本屋さんでここの所読みたい本に出会わなかった。買いたいと思える本に出会ってこなかった。しかし、今日気になる本を見つけた。
「職業、お金持ち。」(以下、お金持ちと呼ぶ)という本だった。中にはお金持ちになるための作法がかかれている。私は人生の夏休み中だ。貯金もあるし、のんびりやればいいと思っていたのだが、本当はお金に対して不安だったのかもしれない。
お金に関する本で言えば、「ユダヤ人大富豪の教え」(以下、ユダヤ人と呼ぶ)という本も好きだ。この本も職業お金持ちと同様、自分の体験も交えて本が構成されている。
この2つの本に共通していることは、小説風にお金に対する心のあり方を書いていることだ。
この2つの本で好きな文章は次の2つだ。
お金持ち
えびすさま(この本のお金持ちの人)はとても優しい人だけれど、同時にお金持ちだけが持つ独特の雰囲気を常に解き放っていた。それは、自分の時間をみだにする人、自分の期待を越えられない人とは今後一切付き合わない、という姿勢を明確に示す、強いものだった。
ユダヤ人
(無人島に置き去りにされた後の心情の変化をえがいた後の言葉)
自分の感情や思考が人生のコントロールを奪うほど、パワフルだということを知っておいてもらいたい。
前者はお金持ちの人は、目の奥に真実味があるか見極める。その様子がうまく表現できていると思うし、後者は無人島に置き去りにされた心情の変化が本当にリアルで、人生もこのような思考や感情に囚われて物事を決めているなと思う。
これらの本では、世の中には2種類しかないと語る。お金持ちと貧乏人だ。自由人と不自由人とも言い換えられる。それらの2種類の人の世界はまったく違う世界だ。お金持ちの常識は貧乏人の非常識。自由人の常識は貧乏人の非常識。あり方が異なる。どんなに貧乏人が噛み付いたり、攻撃しようとも、豊かな人はそれを気にしない。一切付き合わない。
思い返せば、学生の頃から自由人になるために自分についてあれこれ考えて取り組んだなと思う。自分の好きなことをやろうとして、直感力を養おうとした。しかし、不自由な人からあれこれ取り巻いている世界で、いつの間にかそっちに寄ってしまったなぁと思う。
人生の夏休みを謳歌する中で、もっと自分に対して自信を持っていいし、堂々としていいんだと思えた日だった。頑張って何かに取り組む必要もない。ハッピーになっていいと私自身が思えることが第一歩だと思った。